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妄想少女
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妄想少女 22

適度に距離を保つことも長く…いや一生お付き合いしていく上で大切なことなのだ。

そんなわけで2人で行く帰り道。
「すずちゃんはさ」
「うん?」
「高校、どこに行くかって決めてる?」

「決まってるよ。優馬と一緒ならどこでも」

今の成績はちょうど同じくらいだ。勉強はそこそこできて運動が苦手なのが似てるなと思っていた。

「えっ?!それでいいの??」

優馬の驚く顔が何か見ていて楽しい。

「そもそも私を自分のモノにしたんだから、同じ所に来いでいいじゃない?」
「でも・・・自分の人生だよ」

その通り。
自分の人生だ。
その自分の人生を快楽の為に使われる事を求めてるんだし、モノにした以上責任は持って欲しい。

「私の人生だから好きにやりなよって話だったら・・・私、誰にでも股開いちゃうよ」
「ちょっ?!それは駄目だよっ!!」

ここが優馬のオスになりきってない部分。
それは優しさではあるんだけど、優しいだけで女の子と付き合えないって理解して欲しくはある。
そしてこんな所が女子達から優馬が恋愛対象と見られていない所だろう。

「モノにするって事を軽く見ちゃ駄目よ・・・一応、私は優馬のモノになる覚悟をして初めてをあげたんだけどね」
「あ・・・う、うん・・・」

頑張れ男子。
もっと積極的に私を支配してくれ。
そう思いながらも、一から教育してるこの感じが堪らなく幸せで楽しい。

そんな話をしているうちに私の家の前だ。
優馬の家はこの時間だと大抵お母さんがいるそうだし、優馬にはお姉さんと妹がいる。
うちの母同様若々しくて美人のお母さんに、優しいお姉さん、それに可愛くてしっかり者の妹と、男子だったら羨ましい環境にいる優馬さんである。

まあ、それなのでなかなか優馬のお家訪問は勇気のいる事なんだけど。

そんなお宅訪問はまだまだ先になりそうで、それまでは私の家でアレコレって事になる。

玄関に入り扉が閉まるやいなや、私はクルリと振り返って優馬に抱きつく。
驚き顔の優馬に私から唇を重ねた。

待ちに待った優馬の温もり。
色々あってご無沙汰だったから待ち切れない感が自分の中で凄い。
でも優馬は私をだきしめてくれたものの遠慮がちで、顔も真っ赤になってアワアワしている。
童貞卒業してもまだ童貞感のあるのに少し笑ってしまう。

「もう私に飽きちゃった?」
「そっ、そんな事ないよっ!!」

ちょっと意地悪な事を言って拗ねてるて振りをする。
それに慌てる優馬は可愛い。
可愛いんだけど、もっとオスとして自分から求めて欲しいって思いもある。

多分、モテる男子とモテない男子の違いは積極性だと思う。
それが性欲であれ、積極的な男子の方が圧倒的にモテるし、女子も満足度が高いと思う。
私はどちらかと言えば、消極的な男子が私の前で野獣になってくれるのが好きだから、優馬には頑張って欲しいのだ。

「じゃあ、今日はいっぱい可愛がって欲しいなぁ」
「うっ」
優馬の耳元で甘く囁く。
ついでに股間に手を伸ばしてみると小さいながらにのっそり竿は立ち上がっているのが確認できた。

「すずちゃんの声は反則だよ」
「えへへっ♪」

私の声、よくアニメの声優さんみたいだと言われる。
少し前まではコンプレックスだった。

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