妄想少女 11
両方不倫している両親を持った為か、まともな恋愛に興味を持てていない私。
そんな私より、宇佐美くんはもっとまともな娘と清純なお付き合いをして、私を単なる性欲処理用の肉便器として使ってくれるのが理想だ。
でもきっと、宇佐美くんはそうしないんだろうな・・・
何度もイッて身体をビクビクと震わす私の尻を軽く叩いた宇佐美くんが、再びピストンを始める。
「んいぃ!ああっ!まだっ!まだっ、できるのっ?!」
本当に性欲モンスターな宇佐美くん。
テクもついてきて、もう私は一方的にイカされるばかりだ。
やっぱり女子はチ◯ポに勝てません的なこのシチュエーションが堪らなく大好きだ。
「僕だけのモノにして、沢山孕ませてあげるからね、すず」
甘い言葉に脳髄まで蕩けそうになってくる。
私が欲しいのは快楽で愛情じゃないのに、宇佐美くんは愛情までくれようとする。
「優馬の本妻はっ!清純じゃなきゃっ、ダメっ!!・・・ヤリマンビッチな私はっ、肉穴でいいのぉっ!!」
「駄目だよ、すずの最後の男は僕だし・・・すずは僕のお嫁さんになるんだよ」
「それっ、それはダメな…ふう、うぅうぅんっ」
ただの肉便器奴隷でいいのに、宇佐美くんにそんな言葉をかけられて膣がキュンキュンしてしまう。
「すずは僕だけのモノなんだから」
「ひゃいっ……」
その優しさに心まで堕とされる私がいるのだ……
こうして私は宇佐美くんに愛される牝奴隷となったのだ。
【妄想終わり】
次の日の放課後。
体育が無いのをいい事に、制服の下はちょっとエッチな装いの私。
そのせいか、昼休みのオナニーが捗って声が漏れそうでヤバい事に。
勿論、下着は濡れないように対策済みだ。
そして放課後すぐにトイレ直行してオナってルンルンで出て、ご機嫌で帰宅する途上で・・・
後ろから声をかけられた。
「今井田さんっ!」
走って荒げた声。
振り向かなくても誰か分かる。
「あ・・・宇佐美くん」
昨日妄想したてだからちょっと気恥ずかしい。
と言うか私、何か忘れたか?それとも落としたか?
それとも宇佐美くんが息を荒げながら顔を赤くしてるのは、何か怒らせたのかもしれない。
「今井田さんっ!」
「ひゃいっ?!」
あー隠キャ同士のやり取りだ。
なんて頭の中は冷静なつもりで浮ついてる私。
一体私は、何をやらかしたんだ・・・
「今井田さんっ!ぼっ、僕と付き合ってっ、くださいっ!!」
「はい」
思わずはいと答えてしまって、数秒してからこれでいいのかって顔が赤くなっていく。
しかもこれ・・・
妄想じゃないし。
宇佐美くんと私しかいない廊下は、まるで時が止まったかのようにシーンと静まり返る。
勢いでOK出しちゃったぞ私、いいのか私!
宇佐美くんも大胆にもこんな場所で告白しておきながらその後は無言で俯いている。
「わ、わたっ、私で、私なんかで、よろしいのでしょうかっっ」
やっとのことで紡ぎ出した言葉はもう意味わかんなくて。
それでも。
「ぼ、僕は、今井田さんのことが、す…好き…です」
真っ赤になる宇佐美くん。
そして私も耳まで熱くなっている。
そして、パニックになりながら、これからどうしようか考えていたのだ。
そして、私はなぜだが宇佐美くんを家に招いていた。
いや、マズいのは分かっていた。
エロ下着に乳首にクリップピアス。
変なテンションのせいかアソコはヌレヌレになっている。
そんな状態で宇佐美くんを招いてどうするんだって話だ。
2人共ガチガチになったままお茶をする。
お茶の味が全く分からない。
そもそも私みたいなのが宇佐美くんのお相手でいいのか・・・
そんな風に思いながら、宇佐美くんに聞いてみる。
「私でいいの・・・」
「ずっと妄想しちゃうんだ・・・」
えっ・・・
宇佐美くんも妄想大好きっ子だったの?
「今井田さんが誰か別の人と付き合っちゃうって・・・だから・・・」
それで告白してくれたなんて・・・
やっぱり宇佐美くんは可愛い。