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海と、女体の誘惑
官能リレー小説 - その他

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海と、女体の誘惑 10

ここには修から吸い取られた『何か』がある。
恐ろしくはあるが、ここで引き下がるわけにはいかない。ここで逃げたら修のモノは一生縮こまったままになるだろう。
僕らは意を決して中に踏み入る。いや、恐いと感じているのに惹き込まれている。
その蠢く肉に満たされた空間に。
僕らは一歩また一歩と歩みを進める。
ビチッ!ベタッ!ヌメッ!
至る所から聞こえる水音。それは何かの鼓動のように一定のリズムで鳴り響いている。
僕らは導かれるままに奥へ奥へと進む。
男達の精液の臭いが立ち込める中、僕らはついに最深部に到達したようだった。
そこは、洞窟に貯蔵され続けた男達のエネルギーが混沌となって渦巻いている。あまりの濃厚なエネルギーに僕らは圧倒される。
渦を成したエネルギーが、中心に収束している。中心部はまるで生命の源の如き鼓動を打ちながら…。
僕と修は、その中心部から目が離せなくなった。
そこに存在するものの、圧倒的な存在感に惹き込まれたのだ。
そして中心部から発せられる光に照らし出された"それ"を見た時…僕らの脳みそは思考する事を放棄した。
ギュルルルッドクンッドクンッドクドクッ!
僕のモノが反応して我慢汁を飛ばす。
修も目を血走らせて凝視している。
先に動いたのは修だった。
シコッ!シコッ!
修は我慢出来ずに自分のモノをしごき、『それ』に向かって駆け出していく。そして渦の中心部へと頭から突っ込んだ。
「ぅぁあぁぁああぁあっぁぁっ!」
修が咆哮をあげる。あっという間に上半身が渦の中に吸い込まれてしまう。
下半身だけが外に出て、バタバタと宙を搔いている。
その下半身が、ビクンッ!と痙攣したかと思うと…ビュルルルンッと精を放った。
「あおぉぉぉぉぉおぉっ!」
修が更に咆哮する。ガクガクと激しく震え…そして力尽きたかのように動きが止まる。
それと共に、修の全身も渦の中に吸い込まれていく。
僕は…どうする事も出来ずに、ただ茫然と見守るしかなかった。
ジュルッ…ズルゥ…
修が渦の中に完全に飲み込まれるのを見送った僕は、中心部の方に目を向ける。
そこはしっかりと閉じてしまっており、その閉じた隙間からヌラァと白濁した液が溢れている。
まるで獲物を吸い込む食虫植物の口のようだ…。
僕は吸い込まれるようにして中心部へと歩みを進める、それと共に僕の気持ちも高ぶっていく。
中心部は修が撒き散らした白濁液でヌラヌラと濡れ光って見えた。生臭い匂いを放ちながら…。

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