PiPi's World 投稿小説

海と、女体の誘惑
官能リレー小説 - その他

の最初へ
 9
 11
の最後へ

海と、女体の誘惑 11

恐る恐る中心部に手を伸ばす。ヌチャッとした感触と共に指先が中へと飲み込まれる。
そしてそのまま手を突き入れた。
ヌチョッ!クチュッ…
中心部は信じられないくらいに熱く、そして柔らかな感触を僕の手に伝えてくる。
それはまるで女性の膣内のようだ。僕は中心部に突き入れた手をゆっくりと引き抜き、手の平を眺める…そこには白濁した液がたっぷりとまとわりついていた。
僕が感じたのは嫌悪感ではなく性的な興奮だった。修は飲み込まれながら何度も射精していたのだろう…。
僕もこの中心部に飲み込まれればきっと同じように修のように射精しまくってしまうに違いない。
僕は意を決して渦の中心へと頭から突っ込んでいく。
ヌリュン…ヌルルッ…
僕の頭が飲み込まれていく。
「う…ああぁ…」
あまりの快感と興奮に声が漏れる。
じわじわと僕の身体が吸い込まれていく。
ヌリュンッ!
そして、全てが入ってしまうと開口部がしっかりと閉じた。
それからどれほどの時が流れたのだろうか?数分のような気もすれば数日のようにも感じる。
『それ』の内部は急に広くなっており、まるで無重力の宇宙空間のようだった。僕はふわふわと浮かんでいるような感覚で、無限に広がる空間を漂っている。
不思議な事に『それ』の内部には何故か空気が満ちていて息苦しくない。
巨大な生物の胎内のような印象を受けるが、その内部は恐ろしいほど美しく幻想的な光景だった。
宇宙の星々のように輝く小さな光が無数に散りばめられ、様々な色の輝きを放っている。
出入り口は完全に見えなくなっており、自分がどこから入ったのかすら分からなくなっている。もしかしたら出口の無い空間に一方通行で入り込んでしまったのかも知れない。
少なくとも内壁らしいものは確認出来なかった。どこまで行っても同じような空間が広がっているだけだ。
たった今通過したばかりの柔らかな穴がどこにも無いという不気味な状況なのに、何故か危機感は湧いてこない。
それどころか果てしなく広がった空間に心地良さすら感じてしまう。まるで大きな子宮の中にいる赤ん坊にでもなった気分だ。
心地良さと共に身体が火照り、興奮してくるのが分かる。それは修も僕と同じなのだろう…。

SNSでこの小説を紹介

その他の他のリレー小説

こちらから小説を探す