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海と、女体の誘惑
官能リレー小説 - その他

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海と、女体の誘惑 9

どうにか男たちからは逃れたものの、迷路としか思えない洞窟内、逃げども逃げども出口は見つかる気配は無かった。

「少し休むか…」
薄く光が差し込む岩の上に修と2人、腰を下ろす。

「悪いな…俺なんかの為に…」
いつになく弱気な修…返す言葉もない。

「"なんか“なんて言うな…」
全裸なのが気の毒になり、穿いていた短パンを修に差し出す。

「いいのか?…お前パンツ一丁で…」
着てきたTシャツは迫り来た男たちに剥がされいた。

「ああ、修にパンツを貸す仲でもないからな…」
パンツと短パン、それゃ短パンを貸すしかないだろう…

「助かるよ、こんなになっちまって…情け無いよ」
自虐的に皮を長く引っ張る修…哀れ過ぎて何も言えない。

「どんなだって修は修だ…俺なんか魔物に何かされる以前からこんなだぜ…」
修を少しでも慰められたらと思い、パンツの前立てを下ろしモノを見せる。
サウナでは見栄剥きしていたが、今は細工なしの包茎だ。

「…そうだったな、お互い様だな…」
そう言って笑うと、修は自らのモノを差し出してきた。余り気味の皮をクチュクチュとしごいている。
まるで見せつけるようにしているので僕も思い切って全部脱ぎ捨ててしまう。どうせここには誰も居ない、生きて出られるかすらも危ういのだ。
素っ裸になった僕らは出口を目指して歩き始める、ただし猿みたいに皮オナしながらだが…。
クチャッ!ヌチョッ!グチュッグッチュッ!
歩く度に響く音は僕のモノなのか修のものなのか…ただひたすらに皮オナを続ける。
もはや出口などどうでも良くなっていた。
この異常な状況に脳みそが麻痺してしまったようだ。
ただ本能のままに皮を引っ張りしごく。
もしかしたらあの素っ裸の男達が追いついてくるかも知れない。その恐怖心すら快感に変わる。
修も同じ気持ちなのだろうか、さっきまでよりも皮を引っ張るピッチを上げている。
いつしか僕らは駆け足になっていた。
走りながら皮を上下させる。もう何が何やら分からない。
どれくらい走っただろう…不意に光が見えて来た。
きっとあそこが出口に違いないと喜び勇んで飛び込んだそこは、巨大なホールのような空間だった。
そしてそこには信じられないものがあった。
それは巨大な肉の壁だった。壁一面にビッシリと生えた肉の毛、それがウネウネと動いているのだ。
「なんだよこれ…」
あまりのおぞましさに吐き気を催す。
それは修を含む男達から抽出された『何か』が溜め込まれ増幅された空間だった。
「それで修のモノが急に萎んじまったのだな…」

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