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海と、女体の誘惑
官能リレー小説 - その他

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海と、女体の誘惑 8

操られた集団がずんずんと近づいてくるにつれて必然的に桃色の異様な物の姿がはっきりと見えるようになる。
遠くからは桃色のボロ布に見えたそれはうっすらと透けており、内部が見えた。
どの男も下には何も履いていなかった。山積みにされていた水着は彼等の物だったのかも知れない。
彼等の男性器は刺激されているのか、包茎が剥かれ亀頭が完全に露出していた。そして先走り液を出しながらピクピクと脈打っている。
どうやらそこから侵入した何かが男達を支配しているようだった。
「く、来るな…」
男は必死に逃げようとするが、狭い空間の中では無駄な抵抗に過ぎなかった。
ついに男達が僕の目の前までやってきた。
彼等は一様に無表情で虚ろな目をしている。その股間にまとわりつく桃色の化け物の動きは激しくなってきていた。
男達の呼吸が荒くなり、全身から汗が噴き出している。僕は修の姿をまじまじと見つめた。
「修…助けに来たよ」
僕は力なく呟いた。すると微かに反応があった。
「誰…」
やはり修の声だった。
「僕だよ!分からないのかい!?」
僕が呼びかけると、修が前に出て来た。そして、僕の顔を見て驚いたような顔をする。
「貞晴!どうしてここに?」
「どうしてって、ここに誘い込まれたお前を助けにきたんだよ!」
「え…?どういうことなんだ?」
修が正気に戻ると同時に股間の桃色の化け物の色が綺麗な青色へと変わっていった。彼の亀頭の辺りから変化していったので修の精神状態と反応しているのは明らかだ。
「説明してる暇はないんだ!ここから出るぞ!」
僕は修の手を握り締める。

ゾクっとするほどに冷えきった手…
それ程に妖気によって正気も吸い取られれてしまったに違いなかった。
見ると桃色が抜けた修の勃起は急速に衰えていく。
青色の発光すらも小さな灯火となり、それも亀頭全体を皮が覆いに従い消えて無くなった。

考えてみると修のソレは平常時でも包茎では無かった。
当然ながら修の勃起した形状を目にしたことは無かったが、幾度かサウナで見た垂れ下がった修の陰茎は、仮性包茎の僕としては羨む程に完全に剥けていたのだ。
その修のモノが今すっかり皮に覆われ、小さく縮んでいく…
それはまるで朝顔のとぐろを巻いた蕾みの如く、陰毛の中に沈んでいるのだ…


「い、急ごう…」
短小になった修を哀れに思いながらも、ふらつく修の身体を支えるようにしてこの場から逃げるしか今はないのだ、


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