人生、いくらでもやり直せるさ 50
彼女も相当溜まっていたらしく達するのが早い。
俺の方も彼女の余りの具合の良さと雰囲気に物凄く高まって、彼女の高まりと共に膣内にぶち撒ける。
ヤバい・・・
そんな言葉しか出ない。
余りの相性の良さに、彼女を自分のモノにしないと気が済まない自分がいる。
と同時にどこか冷めた自分がいて、これは俺が彼女をモノにするのではなく、俺が彼女に捕食されているように感じてる部分もあった。
なんと言うか、天性の魔性の女なんだろう。
頭の片隅にはヤバいと言う警報が鳴るが、一方でこのまま溺れたい誘惑に抗えない自分もいた。
「あなたのモノにして貰えますか・・・」
そう問う声は儚げ・・・
そして、男に依存しないと生きていけない弱さも垣間見える。
こうやって男は、保護欲や支配欲に掻き立てられていくんだろう。
これをわざとやっていないんだから大したものだ。
「勿論、雪乃は俺のモノだよ」
「ああ・・・嬉しい・・・」
拒否はしない。
愛花ちゃんの事も考えても拒否できない。
だが、何処となくだがハマって抜け出せなくなる怖さはあった。
それゆえに愛花ちゃんの実父の親族からは恐れられてきたのかもしれない。だから2人をのけ者にしたという事実が…
ただその一方で、その愛花ちゃんの実父は雪乃さんのそんな面を含めても愛し抜いたのだ。俺がそんな人に似ているのなら…何とかなるのかもしれない。
真由美も茜も、雪乃さんを歓迎してくれるはずだ。
ことが終わると、愛花ちゃんが部屋に入ってきた。
まだ雪乃さんも俺も裸なのだが、今更見られたって恥ずかしいものでもない。
「悟志さん、ママを可愛がってくれてありがとうございます」
「こちらこそお礼だ・・・こんな素晴らしい人に出会わせてくれたね」
そう返すと愛花ちゃんが微笑む。
俺が気にいるのを分かっていた顔だ。
そんな愛花ちゃんと雪乃さんと今後の事について話し合う。
彼女達は、ここを引き払ってどこか知らない土地でやり直したいらしい。
勿論、俺と共にだ。
そんな話を聞いていると、そろそろ俺達も定住を考える時期かもしれない。
他人の詮索をしたがらないどこかの大都市に向かい、そこに彼女達と定住する。
故郷を追われた負け組男だと思っていたが、これは存外悪くは無い。
そんな話をしながら、真由美達と合流する事にしたのだ。
愛花ちゃん達の荷物は鞄一つ。
もう荷物の殆どは処分したらしい。
最後にさっき行為した布団をゴミ袋に入れて、ゴミを集めた部屋の一角に置く。
このゴミは大家が処分してくれるらしい。
「身軽になりました」
そう笑う愛花ちゃん。
「身重になったんだよ・・・だから新天地を目指そう」
「あ、そうでしたね」
なんて笑い合う。
そんな俺たちを見ながら雪乃さんも微笑む。
「この歳でおばあちゃんというのも、案外悪くないものかもしれませんね」
「ママも一緒に!」
「それは俺の負担が増えそうだなぁ」
そう言って笑い合う。
雪乃さんと愛花ちゃんを連れて、真由美と茜の待つホテルに戻った。
2人とも、予想通りの大歓迎だった。
その後、これからの事を話し合い、大都市圏で生活していこうと決めた。
ただ、もう少しのんびりしたいと言う意見もあったので、愛花ちゃんの体調を見ながらゆっくりと向かう事にしたのだ。
5人での旅となり、大都市に向かう途上の観光地。
ここで宿を取り数日過ごす事にした。
愛花ちゃんと茜は意気投合し、互いが姉妹が欲しいと思ってたようで、本当の姉妹みたいに仲良くなっている。
それに雪乃さんが加わって、トランプでキャッキャと大騒ぎしていた。
なので俺は真由美を誘って旅館近くを散歩する事にした。
「雪乃さんの方が良かったんじゃないの?」
完全に俺と相性がいいのを見抜いたらしく、真由美はそんな事を言ってくる。
だが俺は少し強引に真由美の腰を抱いて引き寄せた。
「そんな事言っても離さないからな」
「もうっ!強引なんだから!」
そう言いつつも嬉しそうな真由美。
雪乃さんにあそこまでハマったから余計に、真由美と離れたく無いなんて気持ちが凄く強くなっていた。