PiPi's World 投稿小説

人生、いくらでもやり直せるさ
官能リレー小説 - その他

の最初へ
 3
 5
の最後へ

人生、いくらでもやり直せるさ 5

こんなことでいいのだろうかと考えるが、そんな考えよりも早く身体は動いた。

「お兄さんっ…」
「お兄さんっつうか、オッサンだけどな…後、俺にも悟志、って名前があるんだ」
「………して」
「いいのか?」
「キス、して…」

愛花さんは瞳を閉じてこちらに唇を突き出してきた。

唇を重ねる。
瑞々しい唇の感触・・・
そう言えば、元妻とキスしたのは何時だっただろうか。
10年はしてない気がする。

多分、10年キスしてないのが当たり前な環境になっていたんだろう。
むしろ娘が抱きついてきてくれたり、頬にチューしてくれる方が嬉しかった。
その娘も中学生になってそんな事してくれなくなった時の方が、元妻との夫婦生活が無くなった事よりショックだったかもしれない。
それが多分、元妻が男に狂わされた原因だったと今では思う。

愛花さんのキスは同年代で元妻とキスした時とは大きく違った。
うっとりと俺の首筋に腕を回し、口を少し開けて貪るように俺の唇を啄む。
そして舌が俺の口の中へと入ってくる。

完全に男に仕込まれたキスだ。
青春時代の唇がぶつかり合う青いキスではない。
男を知っているキスだ。

そう言う所が娘と重なる。
元妻より、娘が奪われた事の方が喪失感は半端無かった。
その感情が少し甦り、愛花さんと重ね合わさる。
だが、心配していた下半身は力強さがあった。

あの映像と元妻達からの罵倒で勃起できなくなった俺・・・
あれから数ヶ月間、股間はうんともすんとも反応しなかったが、愛花さんを前に男を取り戻していた。
心の火も種火が灯る感覚があった。
女を抱きたいと言う気持ちが久しぶりに甦ってきていたのだ。

互いに唇を貪りながら、ベッドへと愛花さんを押し倒していく。
キスしながらたわわな胸に手を伸ばすが、手を弾き返すような弾力としっかりした重量感があった。

そんなたわわな乳をゆっくりと捏ねながら舌を絡め合う。
愛花さんの息が荒く熱くなっていく。
時折漏れる小さな声。
ふと彼女の手を見ると下へと伸びている。
そちらを見ると、あのデカクリを自分で弄り回していたようだ。

俺の視線に彼女が気づく。
あわわと言いながら真っ赤になる顔・・・
もしかすると、無意識でオナったのか?
それだけ継父に仕込まれた結果なのかもしれない。

「可愛い子だね」

そう言って身を離して俺も服を脱いでいく。
元々痩せた身体だったが、ここ数年の忙しさと騒動のストレスで肋が浮き上がってきて更に貧相に見えてしまう。

余計な肉どころか、必要な肉も無い身体・・・
顔の方は頬が痩けるまでならなかったのと、ストレスで目の下にクマが出来た事で一時期人相が悪くなってたらしい。
それが悪い噂に拍車をかけたのかもしれないと今なら思う。
そんな顔も、ストレスから解放されたせいか随分とマシになった。
ただ、全体的に自分でも笑えるぐらい貧相にはなったと思う。

そしてズボンとパンツを脱ぐ。
股間が勃起してるのを目で見て安心する。
ここも貧相と言うか、ハッキリ言うと普通より小さい。
だけどそれを見る愛花さんの顔はホッとした表情だった。

「良かった・・・ドン引きされてなくて・・・」

成る程・・・
彼女も無意識でもオナってしまう淫らな身体に引かれたと思ってたようだ。
俺達はお互い違う心配をしていたようだ。

「オジサンも久しぶりだから勘弁してくれ」
「自分でオジサンなんて言ったらダメですよ、悟志さん」

名前を呼ばれて少しときめいてしまう自分に苦笑する。
照れ隠しに彼女に覆い被さってキスをすると、彼女も再び目を瞑ってそれを受け入れた。

愛花さんが俺の背中に両腕を回す。
お互いの肌の温もりを感じながら唇を貪りあい、舌を絡めあって互いの唾液を交換する。

「こんなに優しいのは初めてです…あの男にも、そう言うのがあったら…いや…」
「あまり思い出すのはよくないんじゃないかな」
愛花さんの頬を軽く、優しく撫でると、少し戸惑いながらも愛花さんが微笑む。

「悟志さん…」

再び唇を重ね、貪りながら俺は愛花さんのあらゆる個所を愛撫しまくった。

SNSでこの小説を紹介

その他の他のリレー小説

こちらから小説を探す