爆乳幽霊との生活 1
その日、俺は亡くなった祖父の部屋の整理をしていた
「なんか随分と御札とか多いな..ん?」
そんな中、タンスの一番下の最奥に御札が1枚貼り付けてある箱を見つけた...
そういや爺ちゃん、昔幽霊封印したとか言ってたけど..もしかして、この箱の中に幽霊封じられてたりすんのかな..
「...ちょっと開けてみるか」
俺は好奇心から御札を1枚剥がし、蓋を開けた瞬間に煙がボフンッ!と大きく舞い上がり
「うおおっ!?なんだっ..やばいもん開けちまった!?」
そして煙が舞い終えると、そこには黒髪の美女が立っていた
「うひゃあっ..!あっ、あれ..?私、外に出てる..?」
「えっ..お、女の人..?いや、幽霊..?」
よく見る幽霊というのは脚が透けているというが、普通に脚は見える..のだが、この人はよく見ればほんの少しだけ脚が透けている...
「うぅん..?御札の効果が切れたのかな?それとも人間さんが...ひゃああい!?ご、ごめんなさい!封印しないでください!悪さしませんから!」
「お、おお落ち着いて!俺封印なんてできないから!」
俺を見た途端、慌てふためく幽霊を見て落ち着かせようとなんとか声をかける
「とりあえず、名前教えてくれる?」
「えっと、夢乃です。」
「夢乃ちゃんか。俺の部屋に来てくれる?いろいろ聞きたいこともあるし。」
「はい!」
幽霊だけどかわいいな。もし、この娘が生きてたら付き合っていたかもしれない。
「んーと...悪い子には見えないけどなんで封印されたの?」
「わ、わかりません...悪気もなくて普通に話しかけたら『おのれ悪霊め、封印してくれる!』とか言われちゃって..多分顔が赤かったから酔ってたのかな..?」
「ああ〜..ごめんな俺の爺ちゃんが..」
そういえば爺ちゃん、結構酒癖悪かったなぁ...
「あ、あの!助けてくれてありがとうございます!本当に、このままずっとあの狭い中にいたかと思うと.,!お礼になんでもします!」
夢乃ちゃんは俺の手を握って、なんでもしてくれると..え、手を握って?
「えっ幽霊なのに人に触れれるの?」
「あっ、はい!実は幽霊ってその気になれば普通に触れるんですよ!」
「あ、そうだったんだ...」
お礼になんでもかぁ..なんでも...真近に見るとおっぱいでっっか..もしかして性的なこともしてくれんのかな?
「あの時も、酔いつぶれてたから心配になって声を掛けてゆさぶったら、『あぁ〜、なんだこのふしだらな女幽霊は!おのれ悪霊め、封印してくれる!』なんて言われて…私、何もしてないのに…」
爺ちゃん……いくらなんでも失礼すぎるし酷すぎるだろ……俺は思わず額を押さえた。
和服姿だけど、デザインや髪型からすると明治あたりの娘…かな?帯の上にでっかいおっぱいが圧し掛かって、大きく張り出しているしその大きさで服の胸元が少し開いている。
爺ちゃん、夢乃ちゃんの爆乳を見て、酔っぱらって淫霊と思いこんだんだろうな。
「本当、申し訳ない。祖父に代わってお詫びするよ」
「あ、いえ、そんな…」
俺は申し訳なくなって、夢乃ちゃんにお詫びした。
でも…こんな可愛い娘が、何故幽霊になっちゃったんだろ?