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雄大なる雫
官能リレー小説 - その他

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雄大なる雫 3

レザはまさに一族の頂点だ。彼を中心に何もかもが進んでいる。
遠い存在によって、完全に結合の権利を失ってしまった男達はレザの知らぬところで新たな動きを見せる。

ボーングという名の重厚な肉体の男が、性交中のレザの事を見ていた。
彼の視線の先では、豊満な尻たぶを押し潰し女の最奥にドプドプっと種が吐き出されている。
生命を宿す大切な領域を白濁に塗り潰されている彼女は、悦びと苦しさの混じった顔で背を仰け反らせた。
解放されて踊る乳房は、後ろから伸びた掌に握り潰されてその形を歪に変えている。
日が昇ってから沈むまで種付けを行い、また日が昇ると狩りへと出かけるレザ。
その間に女たちへと種付けを行っているのが、群れの男たちのうち経験を重ねた幾人かだ。
長老と呼ばれる年齢に片足を踏み入れたボーングもその一人である。
昨日の種付けを済ませた彼は、腰の疲れもあり休みを貰っていた。

大地に還った長老曰く、若い力を取り込む日も有れば時を重ねた力を注ぐ日もある。そうして雄大なる雫は深みを増してゆくのだ。
現在、若い力の象徴はレザである。
彼の濃厚で力強い種が女たちに活力を与え、長老衆の技が煮詰めていた。
群れとしての在り方に問題は無いが、若い者たちには不満があるらしい。
競うことも出来ずに精をもて余している現状、ボーングも気持ちは分からなくも無いようだが……
彼の目は静かだった。雄大なる生命の雫は平等にもたらされる。
その恵みに感謝し、日々狩りに勤しんでいればやがて機会は巡ってくるものだ。
時間の流れは誰でも飲み込んでいき、長老たちもいずれは力を失ってしまう。
たとえレザが君臨し続けたとしても、次の日の分は受け継がれていくのだ。
彼らが道を踏み外し群れの害にならないことを願い、ボーングは男女の交わり合いを眺めている。

若さの残る女が白濁を垂らしつつ息を荒げていると、新たな豊乳の女が男に組み敷かれた。
全身に艶かしく脂の乗った身体は、力強く抱えられ肉洞を突き上げられる。
複雑に重なりあった肉ヒダがしゃぶりつき、男の肉槍を奥に飲み込んでいった。
グジャグジャと肉が絡み合い、握り潰されて白いものが滴る豊乳を基点に腰がぶつかり合う。
その様子をボーングが見ていると、その背後に若者達が集まってきていた。

レザの働きによって簡易的な牧場や農場のようなものが作られ、安定した食料の供給が出来つつある。危険な狩りの必要性も減ってきていた。
彼等にとっては種付けのチャンスがますます失われることになるのだが、ボーングはそれには気づいてはいなかった。食用になるキノコが繁殖する中で、ボーングは腰布をずり下ろした。
ボーングは気にかけていた若者が背後に居るとは気づいていない。若者の方もレザだけではなくボーングにも気づかれないように密かに動いていた。

ボーングは男女の行為に興奮してきていた。なので若者達は少しずつ距離を詰めるのは容易だった。

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