淫魔が結ぶ絆 4
熱気が高まっていくのがわかる。
「ちょっと、一体なにが始まるっていうのよ…」
「まさか、なんかの儀式とか?」
「ここはあの時の場所よ…そんな所で何をしようというのかしら」
やがて男達の呪文は最高潮に達し、右手は陰茎を握りしめ左手は陰囊を掴んでいた。彼等の全身は汗まみれで、興奮しているのがよくわかった。
嫌な予感を覚えた瞬間、男達はオナニーを始めた。
しかも、ただの自慰行為とは違う。
呪文のようなものを呟きながら、まるで何かを召喚しようとしているようにも見えた。儀式めいたその光景に、三姉妹は恐怖を覚えずにはいられなかった。
しかし、その感情はすぐに打ち消される。
「ひいっ…!?」
「なにこれっ、ウソでしょっ!?」
「なんなのよ…!」
三人が見たもの。それは青年団の男達が自慰行為で射精した大量の精液が空中に浮かび上がり、それが一つに集まっていく光景だった。まるで生きているように、うねうねと動きながら一つになっていく。
やがてそれは、黄ばんだ白い球体になる。直径は3メートルはあるだろうか。