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海から始まる恋
官能リレー小説 - その他

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海から始まる恋 9

詩織さんの頭を掴み、自然に前に後ろにと腰を振り動かしてしまう…これってたぶん動物的本能ってやつなんだろう…
出し入れする間にも、詩織さんの舌はせわしなく動く…
ざらついた舌腹が先端を移動するたび、ピリピリと突き刺すような痺れが粘膜の表面を包み込む…
硬く尖らせた舌先を尿道口にねじ込み、内側の皮膚をチロチロと刺激するから…堪らない…

それでも僕が更なる快感を求めて大きく抜き挿ししちゃうと、詩織さんは唇に力を込めてキュッとすぼめ、先端のくびれが通過するのにタイミングをピタリと合わせ、その部分を特に強く締め上げてきた。
ああぅ!…
女の人の口がこれほどよいものとは、正直、僕は考えてもいなかった。
僕はもはやきつく目を閉じて、ある一点めがけて駈け昇ることだけに専念する。
理性を知らない獣のように、そこにたどり着くことだけを考えて…

段々に僕の全意識が竿の先に集中しだす…
それはもう…なんだか僕の身体全体が性器になったような不思議な感覚だ;”…

そんな僕が“イく…”と、思ったその寸前で動きを止める詩織さん…
口をあんぐりと開き、今にもイきそうな勢り勃った竿に触れずに口から抜き出す…
えっ?…
イくことだけに邁進していた僕のソコは、中途半端に寸止めされてヒクヒクと律動する…

「イ、イかせて…くださいよ…」
掠れた声で哀願する…出来ることならもう1度くわえて欲しかった…

「ふふ…イきたくてもイけないって…辛いでしょ?」
詩織さんの言う通り、血管が浮き出た肉竿は痛みすら感じる…

「はい…こんなの初めてです …」
1人でヤるオナニーの時に止めるとしたら、AV動画のいいシーンに合わせようとする時だけで、それでもこんな頂点での寸止めなんかはしたことが無かった…

「我慢してぇ…これって早漏に効くんだからぁ…」
“早漏”と言われて返す言葉もない;
さっきは挿れただけで、秒殺でイっちゃったもんな;…

「1人でヤる時はもうちょっとはもつんですけど;…」
計ったことはないけど、10分かそこいらはヤっていると思うんだけど;…

「一馬くんはこれからなんだから、そんなに気にすることも無いんだけど…やっぱりセックスは相手がいるってこと…忘れないでねぇ」
相手かぁ…さっき見た英人みたいになっちゃダメだってことだね…

「分かりました…僕も詩織さんにも気持ちよくなって欲しいですから…」
きっと、それが詩織さんが望むセックスってことなんだと思う…

確かに僕は詩織さんの中に挿れたから、もう童貞卒業ってことなんだろうけど…それでも“セックスをしたか?”って聞かれると…していない気がする;…
今の僕は女性器の中に自分の男根を挿れただけ…ただそれだけだ;

「詩織さん…僕をちゃんとした“男”にしてください…」
童貞卒業したことを胸を張って皆に言えるような…そんな初体験でなきゃ…童貞卒業したなんてとても言えない気がするし…

 「そう…いいよ、でも、今の一馬くんに、できるかな」
 詩織さんはそう言ってそのまま仰向けになり、脚を開いた。
 「こういうことでしょ。これで、一馬君が、覆いかぶさる」
 僕は、そうした。
 「でも、ここの準備は?」
 そう、僕の竿は、まださっき出したときのままだ。

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