海から始まる恋 2
お姉さんが僕に近づき、手を握った。
「あ、あの…」
「私は詩織。君は?」
「か、一馬です」
「一馬くんね、いい名前ね」
夢かと思うような出来事に、僕はドキドキして仕方なかった。
「さっ、とっておきの場所に行きましょ」
連れて行かれたのは砂浜から少し離れた岩場だった。
「ここ周りからは見えづらいからソレ目的の人達によく使われるのよ」
何の事かと思い耳を澄ますとそこかしこから女性の喘ぎ声や押し殺した息使いが聞こえて来た。
「あらアレ君の友達じゃないかしら?」
「英人!?」
「なーんだ、あの子もナンパ成功してたのね。フフ、あんなに必死に腰振っちゃって可愛いわね」
英人は黒いワンピース水着を着たお姉さんに跨がられながら必死に腰を突き上げ快楽を貪っていた。
「私達もアレ始めましょうか」
「あっ…」
英人のセックスに見とれていると詩織さんが僕の肩を叩いた。
振り返るとビキニのブラをずらし乳首を露わにした詩織さんが待っていた。
小麦色の肌とビキニに包まれていた胸の白い肌の部分とのコントラストが一層エロさを引き出していてそれだけで鼻息は荒く、股間も熱くなっていくのがわかった。
てっぺんの乳首は小さくてピンク色、ツンと上向いている。
「ほら、触ってみて。一馬くんの好きにしていいのよ」
「は、はい…」
正面を向いて、詩織さんの胸に手を伸ばす。
柔らかな感触。
僕が手を伸ばしたのとほぼ同時に、詩織さんの手が海パン越しに僕の股間に触れた。
他人に自分の勃起を触られるなんてことは生まれて初めてのことだ;…
益々興奮度は高まり、海バンの中では先走りが大量に溢れ出す…
「流石に若いはね…凄く硬いはぁ…」
感心したように海バン越しに僕の勃起を握り込む詩織さん…
こんなことされたら…これだけでもうイッちゃいそうだ;
「お手柔らかにお願いします;…アイツと違って、僕まだ慣れてなくて;…」
アイツとはもう“男”である英人のことだ…
英人と比べたら、僕は恥ずかしながら…まだまっ皿な童貞だ;
こうして女性の胸をナマで見るのも初めてのことだし…ましては触るなんてことは夢の中の出来事のようだ…
「そんな緊張しないで…誰だってヤってることなのよ…」
確かに詩織さんの言う通り、周りのカップルたちはさっき見た英人みたいに男は尻を出し、女は方は乳房を晒し…セックスしまくっている…
「あ、はい…でも上手く出来るかどうか…自信なくて;」
AV動画では毎日学んでいるのだけど、それもオナニーをする為のオカズであって;…いざ実践となるとあれが役に立つとはとても思えない;…
「そんなに心配しないで大丈夫…私に任せて…」
そういうなり僕の海バンをグッと下ろしに掛かる詩織さん…
アンダーパンツ諸ともに足首まで下げられてしまう…