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崩壊した世界で
官能リレー小説 - その他

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崩壊した世界で 7


「えーと、パイプに金具…それと……へぇ、日本の竹なんかもあるんだ」

流石大型なだけに品揃えも豊富である。あっという間にアニーは材料を揃えた。

「後は…何か使えそうなものはないかなー?」

辺りを探索する二人。すると工具コーナーに電動釘打ちをいくつか見つけたのだ。持って帰り改造すれば銃の代わりにはなりそうだ。幸い弾となる釘は大量にあったのでユーリはバックに詰め込めるだけ詰め込んだ。
その後は特に危なげもなく帰路についた。まぁ地面に倒れていたゾンビを何体かは轢いてしまったが。

「帰ったぞ〜!」
「ただいまー!」
「あっ、お帰りなさい」

校舎でドロシーに出迎えられた二人は教室の一角で今回の成果を見せる。

「凄い、これなら人数分なんとかなりそうね」

予想以上の物資に驚きを隠せないメグミ。サイドカー付きのバイクとはいえよくこんなにも持ってこれたと思っていた。

「取り敢えず組み立ては明日にしましょう。今日は二人共お疲れ様。夕食まで休んでいいわよ」

ーーーーーーーーーーーーーー

「……うーん、ちょっと薬が心許なくなってきたわね」

保健室に戻ったメグミは戸棚の薬品の整理をしていた。文明が崩壊した今の世界では薬は金よりも貴重な代物であり、実際アニーが接触した生き残りのコロニーの中には薬をめぐって争いが起こるほどだった。
無論メグミもそのことは分かっており、盗まれないように鍵と鎖と南京錠という徹底ぶりである。

(出来ることなら取りに行きたいけど……)

実はメグミは一度だけ薬を補充しに外に行ったことがあるのだがすぐに断念した。ゾンビに対して明らかに武装が不足していたのだ。乗り物があれば良かったがあいにく近くにあった車は大破、廃車同然のものしかなかったのだ。
仕方なく少ない物資でやりくりしていたがもしアニー達のような生存者が避難してきて病気にでもなったら一大事である。

「また二人に取りに行ってもらう……駄目ね、あの辺りはゾンビが多いわ」

アニーはともかくユーリはまだ幼い少年だ。彼をゾンビの集団に突っ込ませるのは流石にそれは酷というものだ。

「はぁ……どうしようかしら」

解決しない問題に頭を悩ませるメグミ。すると引き戸が開いてアニーが顔を出した。

「おー、女医さん。暇?」
「あらアニーさん、どうしたの?どこか怪我でもしたの?」
「いんや、ただ校舎の探検ね。ユーリが疲れて寝ちゃったから」

純白のベッドに腰掛けゆっくりと背伸びをするアニー。その様子にメグミはハァッとため息をつく。

「アニーさん、お暇なのはわかりますけどここは遊び場ではありませんよ」
「え〜、だってベッドここしかないし……」
「宿直室があるじゃないですか?」
「……実はちょっとヤりたくなったのさ」

そういうや否やアニーはメグミの手を引っ張りベッドに押し倒した。突然のことにメグミは目をぱちくりさせる。

「ちょ……アニーさん!冗談でも怒りますよ!」
「冗談じゃないさ、ついでにあんたの欲求不満も解消させようと思って」
「よ…欲求不満てなにを……!」
「見てたんでしょ?あたしとユーリのセックスを……それをオカズにオナニーまでしちゃってさ」

瞬間、メグミの顔が耳まで赤くなる。

「い……いつ気づいたのですか?」
「んー、最初から。あたしストリート育ちだから人の気配とかには敏感なのさ」

アニーはメグミのシャツのボタンを一つずつ外していき、ブラをまくり上げる。するとババロアのような柔らかさの巨乳が露になった。更にベルトを外して素早く後ろ手に拘束する。

「んや……!待ってください!」
「いやなら別にいいわよ、抵抗しても。」

アニーがねっとりと耳元で囁く。自身もタンクトップを捲り、乳房と乳房を重ねる。

「あ…ん」
「大丈夫、あたしのテクニックであんたを満足させてあ・げ・る……」

メグミの眼前で舌舐りをするアニー。その言葉に彼女の抵抗の意思はなくなった。
そのまま覆い被さり保健室には二人の女性の嬌声が響いた。

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