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奇跡の男と牝奴隷たち
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奇跡の男と牝奴隷たち 77

「ちゅっ、ちゅぱ……ふふっ、やっと会えた愛しいクリシュナ、我慢なさらずわらわに精をたっぷりめぐんで下さいませ」
口唇だけでなく手指でやんわりと握り、上下にしごいて射精へと導こうとする。
アベコウキは自分の感度を鈍感にはできない。萎えてしまえばラーダは本気で激怒して、マリーナの肉体の限界を越えた激しい魔法を発動させかねない。
自分の感度が愛撫で敏感になるのを普通に戻し、ラーダの感度を敏感に上げ続ける。
アベコウキは、ラーダの丸くしなやかな肩やすっきりと細い首すじを撫でたり、耳をそっとふれるが、ラーダは乳房に手をのばそうとすると、身をそらしてしまう。さっきの奇襲で、ラーダは自分の急所を責められたら危険だと警戒しているのである。
ラーダが勃起したものをくわえこんで頬の内側や舌を使って、口内を性器のようにして長く責め続けられないのは、アベコウキが感度を敏感にすると、まるで膣内に挿入されているような感覚がラーダを襲ってくるからだった。
(やはり、すごい……ああ、蕩けてしまいそう)
ラーダはもう勝負などあきらめて、犯して下さいませと懇願しそうになる自分を必死で抑えていた。
ラーダは自分が先にイッてしまうかもしれないと思ったが、大勝負に出た。
眼をすべて閉じ、集中してアベコウキのものを口にふくみ、根元はやんわりと握って、手指と口唇と舌で激しく愛撫を始めた。
湯の中に股間の奥から泉のように涌いてきた愛液が溢れる。
「くっ、うっ……んっ……」
アベコウキが思わず感じていることを隠すつもりで我慢していた声をもらすのをラーダは聞いた。
ラーダの心が喜びに震え、感情が胸をきゅっと締めつける。長い間、金色の竜と探し続けてきた愛する者の悦びの証を、口の中にたっぷりと、やっと放ってもらえるのだと。ラーダは、もう巡り逢えないのではないかと不安になり泣いた夜もあった。
「んぐっ、ふぐっ……じゅぷっ、ぬちゅっ、じゅるっ、じゅぷっ……んくっ……」
ラーダの唇の端から、よだれがぽたぽたと湯に滴り落ちる。頬は薔薇色に染まり、吐息が興奮と快感に乱れる。
アベコウキもラーダの愛撫が一気に激しくなったのを感じて目を開いた。
左手でラーダの頭を動きをうながすように軽く押して、ラーダの思っているよりも喉奥に、今にもはち切れそうになっている勃起の先端が達するように腰を突き出したり引いたりした。
ラーダが自分の快感を調整するペースではなく、主導権を握るために。
右手はラーダの乳房を揉み、乳首を指でこねる。
「んっ、ふあっ……はぅん、ううっ、あっ、あぅううっ、あおぉっっ!!」
喉奥を突かれた瞬間、吐き気ではなく、子宮口を突かれた感覚がラーダを貫いた。アベコウキが頭部を押し、腰を激しく動かしているため、喉奥を突かれたのは一度や二度ではなかった。
くわえこんでいられず、ラーダがアベコウキのものを口から吐き出した直後、ラーダが淫らな獣のような悦びの声を上げて、アベコウキの乳房を揉む手の中と、絶頂の体の震えが伝わるゆらめく湯の中に、びゅっびゅっびゅっとミルクを噴き出した。
アベコウキのものはギリギリで持ちこたえて、びくびくと痛いほど屹立していた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、愛しいクリシュナ、約束ですから、わらわはこの人間のなかに戻ってさしあげます」
そう言って微笑むと、アベコウキに抱きついた。抱きついている乳房の大きさが、腰つきや髪の長さが、急激に変化した。ひたいの眼が消え失せ、マリーナの姿に戻っていった。

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