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奇跡の男と牝奴隷たち
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奇跡の男と牝奴隷たち 75

アベコウキはマリーナにダンジョンの湯に一緒につかりながら、昨夜の七色の女神の話をした。
「このダンジョンのずっと下に黄金の鱗を持った怪獣がいてさ、昨日の夜のおばけと合体するとすごく狂暴になるんだ」
「怪獣……おばけ……狂暴になる?」
「そうそう。で、怪獣は前にやっつけたんだけど、おばけのほうは逃げられたんだ」
「やっつけた?」
「ダンジョンを作ったから、ここに怪獣がいるってわかっておばけが来たって感じ」
アベコウキの説明にマリーナが首をかしげつつ、わけがわからないまま、とりあえずうなづいて話を聞いている。
(聞きたいのはそこじゃなくて、おばけがいるのにコウくんがしたのか、とか、おとといしたのとはなんかすごくちがって、すごく気持ち良かったから、なんか魔法とかで私の体に何かしたのかってことなんですけど……)
「でも、二人とも無事でよかったな」
アベコウキがお湯で自分の顔をぱしゃぱしゃ洗いながら言って笑う。
「我が友を怪獣、わらわのことをおばけと申すとは。このような屈辱を許すわけにはゆかぬ!」
ざはっ、とマリーナが立ち上がり、腰に手を当ててアベコウキを見下ろした。
「え?」
アベコウキが顔を上げて、マリーナの乳房がぶるんと揺れるのを見つめた。
マリーナだったはずが、まったく異なる妖艶な体つきの美女が立っている。くびれた腰回り、突き出た豊かな乳房、顔立ちや声はマリーナだが、異なる体つきと口調と醸し出す雰囲気から別人とわかる。
「この巫女のなかで聞いておったが、女王たるわらわがいくら寛大であれ、人間の分際で許さぬ」
「女王?」
アベコウキが唖然としたまま聞き返した。
「おぬしの力にあの方と同じものを感じたゆえ、捧げた巫女に宿ってやったが、あやまちであったわ。おぬしを殺し、このいまいましい術を解いて我が友と人間どもを成敗してくれようぞ!」
マリーナの髪は肩にかかるぐらいだったが、今は背の中ほどまでのびた髪が、肌にまとい始めた七色の光に逆立ち始めている。
そして眉間の上からひたいに、人間ではあり得ない位置に縦に裂けた目がカッと見開いていた。深紅の瞳がアベコウキの姿をうつしている。
アベコウキがあわてて立ち上がると、目の前の美乳にむしゃぶりついた。
「なっ、なにをするのじゃ?!」
アベコウキはマリーナの時の乳首よりも鮮やかで淡いピンク色になった乳首を強く吸い、唇ではさんで舌先で激しく舐め転がした。
「や、やめぬか、うぅっ、あぅっ、あぁっ!」
アベコウキは美乳をつかんで揉みながら、舌先は動かし続けている。妖艶な人間ではない美女の七色の光が弱まり、逆立つ髪か下がっていく。
後ずさりした美女のしなやかな指と手が、アベコウキの頭部をつかんで引きはがそうとした。
美女の乳首は敏感に快感を与えられ、アベコウキの舌の上で、もうすでに勃っていた。
「くっ、んっああぁぁっ!!」
アベコウキが両手の指で乳首をきゅっと摘まんだ瞬間、乳首の先から、細くきらきらと光りながら甘い匂いのミルクがびゅっびゅっびゅっと噴き出した。
腰と尻を絶頂に震わせながら、立っていられなくなった美女が湯のなかにへたれこんでしまう。
立っているアベコウキが、うつむく美女を見下ろしながら、指で顔にかかったミルクを指でぬぐって舐めた。
(この匂いと味、俺は知ってるぞ。たしか……)
アベコウキの記憶が、ミルクの匂いと味に導かれて一気によみがえった。

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