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奇跡の男と牝奴隷たち
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奇跡の男と牝奴隷たち 60

サンダリオは館の地下牢に監禁していたレギーナに逃げられたことを気にしていた。
手下たちに街の中を捜索させていた。
媚薬漬けにしたので禁断症状に苦しみながら街のどこかに潜伏していると考えていたのだ。
レギーナの世話係に命じていた館の侍女は、牢の鍵を奪われたことを咎められ、地下牢に監禁されてサンダリオの慰みものにされていた。
左乳房に烙印を刻まれ、全身に媚薬を塗られて。
サンダリオはレギーナの無駄なたるみのない美しい獣のような体つきを、とりわけ背中をかなり気に入っていた。
(こんなどこにでもいる女などつまらぬ。まだ見つからないとは!)
どこの誰から命じられて館に侵入したのかはわからない。自白させる前に逃げられてしまったのだ。
床にしゃがんでいる侍女エミーに勃起したものを喉奥までしゃぶらせながら、木の椅子に下半身丸出しで座っているサンダリオは、両手でエミーの頭部をつかんで射精した。
「一滴もこぼさずに飲み込め」
エミーが命令に従い、射精が落ち着いてもまだ口腔にサンダリオのものを吐き出さずに、小さく喉を鳴らして唾液と混ざりあった精液を飲み込んだ。
射精を終えて、気持ちの冷めきったサンダリオが椅子から立ち上がると、上目づかいで見つめているエミーを見下ろしていた。
エミーによると地下通路の床に転倒させられ、起き上がろうとして仰向けになった上から、腹部あたりにまだがって乗られ、侵入者はエミーの首を締めて気絶させたらしい。
首の動脈を押さえられたのだろう。エミーが意識を取り戻したときには、牢部屋の扉は開かれていて、牢の鍵は牢の中に放り出されていた。
(館の中に金品を盗みに来たというわけでもないようだ。侵入したのはエミーの話によると、また女だという。仲間がいたのか?)
それはアンドレスの街の評議会メンバーのライラなのだが、サンダリオにはそれを想像するひらめきなど、雨粒の一滴分もなかった。
サンダリオは侍女エミーを牢部屋の床に押し倒し、上からかぶさるように抱きつく。
侍女エミーはサンダリオから命令される前に、自分から股を広げると、服用した媚薬の効果でまた勃起しているサンダリオのものをやんわりと握り、先端を、しゃぶらされているうちに濡れたわれめにあてがった。
サンダリオは先端だけを挿入してエミーを焦らすこともあるが、この時はそのまま根元まて深々と挿入した。
「あぅっ、あぁ、旦那様ぁ、あんっ……ひぐっ!!」
サンダリオは激しく腰を動かしながら、エミーの細い首すじに両手をのばして締め上げた。
エミーの顔が紅潮して、唇の端からよだれがたらたらと流れ落ちる。
サンダリオが、締めつけてくるエミーの膣肉に絞り取られるかのように射精して身を震わせた。
指のあとが肌に残るほどサンダリオが締めつけたにもかかわらず、エミーは気絶することなく息苦しさから解放されてむせながら、サンダリオが中に放出した精液をわれめから垂れ流していた。
(侵入者はどうやってこの牝豚の首を手で締めて気絶させたんだ?)
サンダリオは立ち上がるとエミーの柔らかい下腹のあたりを靴底で踏みつけながら、そんなことを考えていた。
牢部屋から出たサンダリオが激しいめまいを感じながら、地下通路の壁に手をついて歩いていく。
媚薬を服用すれば勃起する回数はかなり増え、また射精して萎えても、また勃起するまでさほど時間はかからない。
しかし、使用後にたまにこうして、ひどいめまいと激しい動悸と息切れに襲われるのだった。
女性をいたぶらなければ興奮せず勃起しないのを媚薬の効果が補ってくれるが、媚薬を服用せずとも興奮できるレギーナに逃げられたのはサンダリオにとって、かなりの痛手であった。

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