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奇跡の男と牝奴隷たち
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奇跡の男と牝奴隷たち 51

ルミエールがバレンドルフから事情を聞いてやってきたとき、まだ犠牲者は眠っていた。
「呪詛の烙印をつけられた娘がなぜ街にいる?」
「わかりません」
ルミエールと僧侶メトラは、大陸の南では奴隷に呪詛の烙印がつけられることを知っていた。
「この娘は警備隊屯所で保護しよう」
王立神聖教団では南の民を保護するのは難しい。活動外地域という問題がある。
まだ青ざめているマリーナにルミエールは「治療を手伝ってくれたことを感謝する」と声をかけた。
(やはり、普通の子供ではないな。虐待された娘を見ても動揺していない)
アベコウキはマリーナの手を握って立っていた。
治癒の魔法を受けて、諜報員のレギーナは夢をみていた。
「どこからの鼠かは知らぬが、手下を殺し館に侵入してくるとは、それなりには訓練を受けているようだ。ああ、いい表情だ。生意気な鼠が、孕ませて欲しいと懇願するまで楽しませてもらうとしよう。ははははははっ!」
西公領評議会メンバーであるサンダリオの館に侵入した諜報員レギーナが罠にかかり、床に這いつくばって、サンダリオの歪んだ笑顔を睨みつけている。
絨毯の下に魔法陣が床に描かれていたのだ。
(誰が貴様の子など孕みたがるものか、隙をみて殺してやる!)
手足が重く痺れ、起き上がることができない。
レギーナの手から落ちたナイフをサンダリオが手にして、レギーナの頭を床に押さえつけ、背中のあたりの衣服を音を立て切り裂く。
サンダリオは、あらわになったレギーナの背中の白い肌に指先をすべらせた。
地下牢で手首を荒縄で縛られ天井から吊るされた。
衣服は剥ぎ取られ、爪先だけで立たされている。
「お前が奴隷であることを一生忘れぬように烙印を刻みこんでやろう」
サンダリオの手には焼きごてが握られている。
「くっ、うあああぁぁっ!!」
「熱いか、痛いか。逆らわず薬を飲んでいればよかったものを、逆らうから苦しむことになる」
左胸の乳房から肌が焼ける臭いのある煙が上がる。
激痛に意識が遠くなる。
「な、何を塗って、やめろっ!」
「これは薬だよ、焼いた傷が腐って醜くくなるのはつまらないからな」
革袋から、ぬるりとした甘い匂いの液が左右の乳房に垂らされる。さらに肩や首筋にも垂らされた。
サンダリオが床に革袋を放り湿った音をさせて落ちた。水や果実酒などを旅するときに持ち歩くための革袋に入れられていたのは、媚薬だった。
サンダリオが傷のある左胸をつかんだ。
痛みにレギーナが眉をしかめる。
「こっちはまだ嫌か。ならば、こちらを楽しませてもらおうか」
サンダリオが、右乳房を媚薬を塗りつけながら揉みまわす。
(塗られたところの肌が熱い、なんだこれは)
レギーナが媚薬が肌から吸収されていく感触に違和感を感じている。
上半身の前面を媚薬まみれにされた。
「まだ生きているか?」
鞭を手にしたサンダリオが地下牢へやってきた。
「え、あ……」
昼か夜かもわからない地下牢で、館のメイドらしい者から、背中以外の肌に媚薬を塗り続けられ、レギーナは思考が霧がかかったようにまとまらず、言葉もろれつが回らない。
「そらっ、泣きわめけ!」
わざと媚薬を塗りつけられなかった背中に鞭がうなりを上げて降りおろされる。
「くっ、あぁっ、うぅっ!」
レギーナが身悶えて鞭が背中以外の尻や肩などの部分を打つことがあるが、背中ほど鋭い痛みはない。
サンダリオは興奮しながら、レギーナの苦悶の声を上げさせようと鞭を振り続けた。

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