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奇跡の男と牝奴隷たち
官能リレー小説 - その他

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奇跡の男と牝奴隷たち 36

僧侶メトラはかつて異界からやってきた魔族を討伐していたエード族の末裔である。
勝手にやってくるのではなく召喚魔法でさまざまな宝石や金などを取り出していて、事故として魔族が召喚されてしまうのである。
それをエード族は始末してきた。
魔族のライラにとって、エード族は宿敵である。
とはいえ、現在のエード族が魔法の知識がかなり失われている。魔族という存在をごく限られた者しか認識していない。
寝室のドアがノックされる。
ライラがドアを開けると、初老の商人アーロンが立っている。ふらふらとした足取りのアーロンが寝室に入るとライラはドアを閉めた。
食事の時間だ。
アーロンは衣服を脱ぐとライラのベッドに仰向けに寝そべった。ライラが下着だけを脱ぐと、アーロンの腰の上にまたがった。
ぎしぎしとベッドが軋んだ音を立てる。
アーロンが「ああ、ああぁっ……」と声を上げてライラの腰のあたりをつかむ。
ライラがアーロンの恍惚の表情をつまらなそうに見つめている。
アーロンが腰を突き上げて身を震わせた。
ライラの膣内にアーロンの精液が放たれる。
アーロンがはぁはぁと息を乱している。
ライラが前に身を倒し、アーロンの唇を舐めた。
アーロンがまた声を上げて腰を突き上げ始める。
二度目の射精が終わると、ライラはアーロンの手を腰からはがすようにどけて、ベットから降りた。
アーロンは身を起こしてのろのろとした動きで服を着た。ライラが寝室のドアを開けると、アーロンは一階の自分の部屋へ戻っていく。
部屋の中でアーロンは、昨夜の夢の中でライラと交わったと思い込む。娘を女としてみているのかと、少し気まずく思う。
(だが、夢でのことだ)
と思ったところで、いつものアーロンに戻る。
しばらくアーロンを餌として暮らしている。初めは妹、次は妻、今は娘、として。
次の餌に良さげだと思ったバレンドルフには強い思いで惚れ続けている女性がいた。バレンドルフの家族として、バレンドルフの年齢からすれば、妻あたりがライラが周囲から不審に思われない関係では最適なところなはずだが、ライラはとりあえず手を出さないことにした。
まだアーロンは初老とはいえ生きている。
アーロンが十九歳の頃から、ライラは家族のふりを続けている。

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