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奇跡の男と牝奴隷たち
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奇跡の男と牝奴隷たち 165

愛妾フラゥレッティは頬を薔薇色に染めたまま、妖艶な微笑を浮かべる。
ベッドで仰向けに寝そべっているクラウセスタ十二世が、フラゥレッティの頬を撫でながら「エクトールの子種汁よりも余のものは濃いか?」と言った。
後宮の愛妾を孕ませることは王のみにしか許されていないが、皇子が十五歳を迎えると、愛妾は口唇や手で愛撫して慰めることも命じられる。フラゥレッティは皇子エクトールの教育係である。礼儀作法から、女性の悦ばせかたまで、王妃か、王に選ばれた愛妾が皇子を教育するのである。
フラゥレッティは黒色のドレスを好んで着用したことから、黒薔薇の貴婦人と宮廷で呼ばれている。美貌もさることながら、王の寵愛を受け続けてきた女盛りの成熟した色香は、まさに妖艷であった。
「あぁ……陛下のものはとっても濃くて、量も多いですわ」
クラウセスタ十二世が、フラゥレッティの酔ったような表情を見つめている。
フラゥレッティには、双子の皇子を産んだ侍女ニコルを幽閉に追い込んだという噂がある。クラウセスタ十二世は、あえて皇子エクトールの育成をフラゥレッティに命じた。
皇子エクトールには、クラウセスタ十二世が強引な口唇奉仕を好むのと同じように、女性を屈服させて欲情を満たす嗜好がある。
(とても良く似た親子ですわ、陛下)
フラゥレッティの微笑の裏には、そんな思いが隠れていた。
皇子エクトールは、自分の身の回りの世話をする侍女の肛門を犯した。それをフラゥレッティのいる後宮の邸宅で問われると、フラゥレッティの不浄のすぼまりを求め、腰のくびれを痛いほどつかみ、腸内に熱い迸りを放った。
王以外は後宮の愛妾を孕ますことを許されていない。そのかわりに皇子エクトールは、直腸の粘膜を若い肉茎でえぐり、熱く擦りつけ、女たちにそこも欲情させる淫らな穴であることを教え、快感で屈服させようとする。女たちは、それまで不浄の穴であったところの奥を突きこまれ、刺激が子宮まで響くたびに、煮えたぎるような快感に襲われる。肉茎が抜き出されたあと、精液が小さな肛門から流れ出てきて、肛門をぬるぬるとした感触で弛ませ、女たちに犯されたことを強く実感させる。
クラウセスタ十二世は、愛妾フラゥレッティが皇子に不浄の小穴を犯されたと知れば自分もむきになって犯そうとするだろう。
フラゥレッティの知らない秘密がある。
皇子エクトールに肛門を犯す快感を教えたのは、幽閉された実母の侍女ニコルだった。皇子にまだ知らぬ快楽を教える交換条件に皇子に媚薬を求め、粗悪品の媚薬であったので死亡したのである。
侍女ニコルのクラウセスタ王国への復讐は、王に口唇で、皇子エクトールに不浄の小穴で、淫らな愉悦を屈辱に耐え教えこみ、子を孕ませにくいようにしたことであった。
クラウセスタ十二世は貪欲であったがもう若くはなく、一晩に二回射精することのほうが稀である。
一度射精を済ますとクラウセスタ十二世は、自分の舌先や指で、愛妾の体の急所を思うがままに弄び、快感に身悶えるのを姿を堪能し、やがて疲れると眠ってしまうのだった。

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