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奇跡の男と牝奴隷たち
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奇跡の男と牝奴隷たち 150

「明かり、もったいないから消すね」
ランタンの明かりを感じてはずかしくなったリエットがあわててルベールから離れて消した。
目が慣れてくるまでリエットがしゃがんで動かずにいると、ルベールがリエットの形を撫でた。
ルベールは灯火が消える前に目を閉じて、リエットより少し早く目が慣れている。
リエットを仰向けに寝そべるように誘導して、ルベールがその上にかぶさる。
……ルベール……おっぱい大好きだよね……あんっ……んあっ……そんなに……んっ……吸っちゃ……あぁん……。
「リエットのも、こんなに勃ってるぞ」
「はずかしいからぁ、言わないで……ひぅっ!」
ルベールがリエットの乳首を甘咬みする。
リエットがルベールの頭を抱きしめる。ルベールは柔らかくて弾力のある乳房に顔が押しつけられた。
「むぐっ……ふはっ……はぁ、はぁ、はぁ、リエット、息ができなかったよ」
「ごめんね」
ルベールが一度立ち上がって全裸になった。
二人で裸になって抱きあっていると、肌がふれあう感触が快感になっていく。おたがいの名前を呼びあい、キスを交わす。
仰向けに寝そべったリエットが暗がりの中で大胆に花が開くように股を開く。
「ルベール……私のなかに、来て……あぁっ……」
リエットの濡れたわれめに、ルベールの先端が沈みこんだ。ルベールがリエットを腕でつつむように抱きしめて、さらに奥に突き入れた。
こうしてルベールとリエットは荷馬車の旅を続け、アンドレスの街の南の大門へやって来た。
昼すぎ、アンドレスの街の大門で警備隊の制服を着た女性の兵士アルベルが一度、二人の荷馬車を声をかけて停車させた。
「ずいぶん遠くからいらっしゃったんですね。お疲れでしょう。アンドレスの街へようこそ」
アルベルは丁寧な口調でルベールに<大鴉亭>の裏手にある荷馬車置き場までの道順を教えた。
荷馬車置き場では初老の老人が空きのスペースに案内してくれ、二人の荷馬車を牽いてきた馬を優しく撫で「お前さんもゆっくり休め」と話しかける。
「アーロンさんですか?」
「はて、たしかに私はアーロンですが、どこかでお二人と会ったことがありましたかな?」
アンドレスの街に到着したら宿屋<大鴉亭>の主人アーロンに「途中でライラとディオンに会った」と伝えてと言われたことをリエットが話した。
「おお、二人は元気そうでしたか?」
「ええ、それに楽しそうでした」
「あの二人は新婚旅行ですから。さあ荷物があれば運ぶのを手伝いますよ。ちょうど部屋も空いておりますし、娘の紹介のお客様なら大歓迎ですよ」
ルベールとリエットは、ライラとディオンから「うちなら安く泊めてくれるはず」と聞いていたが、歓迎されてほっとした。
きれいに掃除されていて、日当たりもよく、ベッドもふかふかで柔らかい。それに、他の街にはない石の管にふれると、透明なきれいな水が石造りの流し台に出る。
「こんなにいい部屋で料金が他の街の1/3って、気を使わせちゃったんじゃないかしら?」
「うーん、そうかもしれないな」
そんな話を二人でしていると、扉がノックされアーロンがやって来た。
「娘たちの話を聞いて、食事をお二人はどうなさるのか聞くを忘れてしまいました」
「えっ、食事つきなんですか?」
「朝食は市場通りの露店、昼食はバレンドルフさんの酒場が昼間は食堂、夜は酒場なのでそちらで召し上がるお客様も多いですが、お疲れであれば一階のテーブル席か部屋に運ばせていただきます。今夜はいかがなさいますか?」
ルベールとリエットが顔を見合せる。たしかに旅で疲れてはいるが食事まで用意してもらうと料金が高くなるのでは、と心配になったからである。
「あ、酒場に行ってみます」
「明日の朝はどうなさいますか?」
「露店に行ってみようと思います」
「朝に食事を用意する日は言ってもらえれば用意させていただきます。お食事代も宿代に入っております。食べたときだけ払うこともできるので、食事代だけ今から、返金させていただきます」
アーロンが小袋に硬貨を入れて持ってきて、リエットに手渡すと一階へ戻っていった。

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