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奇跡の男と牝奴隷たち
官能リレー小説 - その他

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奇跡の男と牝奴隷たち 138

「あんっ……ああぁっ……んあっ……あっ……あぅぅっ」
マリーナが腰をくねらせ、アベコウキのものはマリーナの熱く濡れた膣肉にぎゅむぎゅむと締めつけられながらしごかれる。
マリーナが少し前のめりになり、アベコウキの両肩の少し上あたりに手をついて、少しずつ腰の動きを激しくしてゆく。
「そんなに激しくしたら……俺……もう……」
アベコウキはあえぎ声を上げながら、そう言うと、目の前でゆさゆさと揺れているマリーナの乳房に手をのばしてぎゅっとつかんだ。
アベコウキが我慢できず、マリーナの膣内に精液を噴き上げる。
(あぁ、コウくんのが中でびくびくってしてるぅ……また、イッちゃうぅぅっ!!)
マリーナは感度が「敏感」になっている。アベコウキが絶頂するのを感じた。
アベコウキの上にミルクの雨を降らせながら、マリーナも絶頂した。
アベコウキとマリーナがそのあとしばらく軽く愛撫しあったり、キスをしたりして、まったりとしてから、二人で入浴することにして大浴場にむかったころ、ルシアとマルセリナはバレンドルフの酒場で、夕食を食べていた。
警備隊屯所で兵士や兵長たちとまざって寮で食事をしても、教会の僧侶たちと静かに食事をしてもいいのだが、今夜は魔法の修行を終えたのと、騎士らしい任務が与えられたので、酒で乾杯したい気分だったからである。
マルセリナはけっこう飲んでも顔には出ない。ルシアはあまり強くはないが、翌日に酒が残って二日酔いになったことがない。
酒豪のルミエールほどではないが、この二人は見た目によらず酒に強い。
マリーナから解毒の魔法は二日酔いにも効果があると、二人は帰りぎわに聞いた。マルセリナが飲みすぎると翌朝、ひどい二日酔いになることがある。
それをルシアが魔法でなんとかできるのも、地味な話だがとてもうれしい。ルシアはマルセリナに心から惚れている。
マルセリナが、酒を飲みたくなるほど上機嫌なのにはもうひとつ理由がある。
アベコウキがルミエールに「マルセリナの武器の木製レイピアのかわりになるものはないですか?」と頼んでおいてくれたらしい。
僧侶メトラが金属製のサーベルを所持していたのでアベコウキが加工した。
ルミエールに「マルセリナに魔法が習得できたらお祝いで渡してあげて下さい」とアベコウキが預けてあった。
マルセリナはルミエールから任務を拝命したあと、サーベルを受け取った。
グリップには枠状のガード、半円の大きな鍔がついており指や手を保護している。直刀の片刃刀でレイピアほどではないが細身の刀身で、先端は鋭い。銀の鞘の装飾や鋼鉄の刀身に浮かび上がっている刃紋が美しい。レイピアよりも扱いやすいが、似たところもある。
マルセリナのために作られたような剣だとルシアは思った。持ち主のマルセリナとそのサーベルが似ているような気もした。
魔力を剣に与えなくてもすでに加工されていて、錆びることもない。鞘から抜くと刀身がうっすらと濡れている。刀身に血脂がついても、刀身をつつむ湿りですぐに洗われて切れ味が鈍ることがない。
アベコウキがこのサーベルの加工をしたのは、ルシアの石板のかけらを解析してわかった魔法技術を、別の物に試しで応用してみたかっただけなのだが。
ダンジョンで食糧を複製できることを会議よりも前にルミエールに報告したアベコウキが、ダンジョンでこのサーベルを趣味で加工して持ってきた。
マリーナの家からアベコウキが留守にしていたのは僧侶メトラの教会に行ったり、ダンジョンで騎士二人に見つからないように、こっそりサーベルを加工していたからである。
マリーナは、アベコウキが僧侶メトラからサーベルを教会で受け取り一度だけ家に持ち帰ってきたときに、加工前の錆びているサーベルを見ている。
「どうしたの、それ?」
マルセリナの新しい武器をルミエールに頼んだら、僧侶メトラのコレクションでサーベルがあるという話になり、譲ってもらってきたと説明した。
「なんか錆びてボロボロね」
それでも金属製のサーベルがめずらしいのでマリーナが持ってながめていた。マリーナが軽々と重さを感じずに扱えているのをアベコウキが見て、これは当たりだと確信した。

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