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奇跡の男と牝奴隷たち
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奇跡の男と牝奴隷たち 14

アベコウキは目を閉じて、投げ出されているマリーナの手を握って、また裏ステータスを確認した。

相性 72
口調 普通
状態 興奮
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感度 敏感
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快感 97
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(クリトリスを舐めてるときも[快感]は99になってたけど、100にはならないな。今は97に下がってる。休憩してると、ゆっくり下がっていくんだな)
アベコウキがマリーナの裏ステータスの数値の変化を観察している。
右の乳首と左の乳首を舐めたとき、どっちのほうが数値が上がりやすいかも、チェック済み。マリーナは左の乳首のほうが感じやすい。
マリーナの[快感]の数値が50まで下がったところで、ようやくマリーナは上半身を起こした。つないでいた手をアベコウキは離した。
目を閉じているアベコウキの股間のあたりをマリーナはそっとふれてみる。
まだ勃起しているのがわかった。
(この子は泊めてもらったら、女の人をこんなふうによろこばせるように教えられているのかしら。キスも上手だし、何も知らないとは思えないけど)
「さっきまで手を握ってくれてたから、起きてるんでしょ、少しお話しない?」
アベコウキはマリーナに背を向けるように体を横向きにして、少し身を丸めた。
「なんか嫌だったのかな、おこったりしない?」
マリーナはアベコウキの頭を優しく撫でた。
「おこったりしないわ。コウくん、こっちむいて」
アベコウキはマリーナのほうに体の向きを変えて目を開けた。
「本当に?」
「ちょっとびっくりしたけどね。コウくん、今まで泊めてもらった人とこういうことしてきたの?」
「うん。こうすると女の人は気持ちよくなるって教会の人が教えてくれたんだ。でも、嫌なときもあるから、怒られたら、さわっちゃだめだって」
(ちょっと、他の街の僧侶様、こんなかわいい子になにを教えてくれちゃってるのよ、まったく)
マリーナはアベコウキを抱擁するように抱きしめて頭を撫でた。
「こういうことは、大好きな人とするのよ」
「僕、マリーナさんのこと好きだよ」
マリーナはどうしていいか困って言葉が出ない。
その隙にアベコウキがマリーナの左の乳首をちゅぱちゅぱと吸い、舐め始めた。
舐めながら目を閉じている。
(また[快感]が上がってきた。[義理]は関係ないのかな、もとの90に戻しておくか)
「あんっ、コウくん、またおっぱいを舐めてる、おっぱいが大好きなの?」
アベコウキは、返事のかわりに右の乳房をつかんで揉みまわした。
(まだコウくんは、子供なのに好きって言われて、ちょっとドキッてしちゃった。どうしてこんなにコウくんにさわられると気持ちいいの?)
アベコウキは、マリーナの[快感]が65……67……69……とじわじわ数値が上がっていくのを待ちきれずに、一気に100に変更した。
「はうぅぅぅぅん、おっぱいだけでイクッ、イッちゃうぅぅっ!!」
アベコウキの頭部を抱きしめながら、マリーナは悦びの声を上げて、びくびくびくっ、と全身を甘美な快感に震わせた。
(あれ、なんだ、[覚醒]が0から1になったぞ。あと[義理]も100になってる)
マリーナの基本パラメーターの[覚醒][義理]の数値が変化している。
[快感]を100にしたことで、他のパラメーターに変化が起きたようだ。
(しまった、[状態]が興奮から気絶になってる)
マリーナが絶頂の果てに、一気に意識をさらわれて気絶してしまった。
([快感]69から、いきなり100はやりすぎたかも。気絶を回復させるには、ってHP1になって気絶したわけじゃないから、HP回復の呪文じゃ目をさまさないぞ。でも[快感]が勝手に下がれば気がつくかな?)

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