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奇跡の男と牝奴隷たち
官能リレー小説 - その他

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奇跡の男と牝奴隷たち 105

「売れない物はゴミ」父親が三代目のトニーに残した言葉どうりなら、呪術師の弟子が残した日記はゴミである。
南公領の言葉で書かれた書物は、サンダリオにとってはなつかしいものであった。今は故郷から遠いオーリッサの都に暮らしているため、故郷の言葉を聞くことすらない。サンダリオは帰宅して自分の館の暖炉の前で日記を読みはじめた。
戦時中に敵の女兵士を犯した記録を読んで、捕らえた館への侵入者を犯したことが鮮やかに脳裏によみがえってきた。サンダリオは貪るように日記を読み耽る。
日記を読み終えるまでに、たまらなくなり、途中で読むのを中断して、地下牢に行って侍女のエミーを犯した。
戦時中に敵の女兵士を犯した記録を読んで、捕らえた館への侵入者を犯したことが鮮やかに脳裏によみがえってきた。サンダリオは貪るように日記を読み耽る。
日記を読み終えるまでに、たまらなくなり、途中で読むのを中断して、地下牢に行って侍女のエミーを犯した。
地下牢で性欲処理を済ませ、そのあと寝室でサンダリオは日記の続きを読んだ。
エミーを実験台にして呪術師の弟子マトゥの実験を行ってみることを思いつき、サンダリオの口元に歪んだ笑みが浮かんでいた。
サンダリオの魔法実験。それがのオーリッサの都に厄災をもたらすことになった。
侍女エミーがサンダリオの喉を喰い破り、地下牢から逃亡して、都の住民たちにも噛みついた。サンダリオもまた館から出て住民を襲った。
噛まれた住民たちも、数日後には心臓の止まった体で、家族や、近隣の住民を襲った。
ダルア公はそんな都の混乱を館で愛欲の日々を過ごしていたので、館に死人の群れが襲撃してくるまで気がつかなかった。
この異変に最初に気がついたのは王国の騎士団ではなく、商業ギルドの首領、平原の魔女という仇名で呼ばれている老女イラベラであった。
老女イラベラは平原の街道沿いにある宿場町の館で肥満した巨体を持て余しながら、各地の情報と金を動かして暮らしている。
オーリッサの都で住民や商人から金を預かっておく銀行を経営していたのだが、そこからの連絡が途絶えたからであった。
調査に向かわせた商人が、イラベラに都の混乱の様子を伝えた。仲間の商人は襲われて、一人だけどうにか必死に逃げのびてきた。
イラベラは、王都の騎士団と王立神聖教団にオーリッサの異変を伝えるため、一人だけ生きのびてきた商人と一緒に王都へ向かった。
どうやら、まだ平原へ死人の群れはやって来てはいないが、混乱が続けば、じきに街道を歩いてやってくると予想したからである。
商業ギルドの首領イラベラは、かつて骸骨の兵士が進軍してきたことを子供の頃に聞いていた。イラベラの子供の頃はまだ戦争に参加していた者たちが生きていて、戦時中に何があったかを語っていたからである。

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