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初恋の人は
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初恋の人は 65

AV女優としての高浜アンナを楽しむのならそれでいい。
俺の目的はそれではない。

「アンナ……いや春香は俺にとっての良妻賢母でいて欲しいかな」
「妻はわかりますが、母、ですか」
「仕事がハードだからその分甘々にしてやるのさ」
「ご主人様が満足するなら、私はなんでもしますよ」

そんなアンナを抱きしめる俺は、きららが居ない間はアンナをとことん可愛がってやろうと心に決めるのだった。



そして時は流れて・・・
きららと再会して一年が経った。

その間にきららとアンナが予想していた通り、雛森ニーナこと陽菜はグラドルとして大人気。
それだけでなくバラエティや女優までこなすマルチタレントとしてテレビで見ない日は無いと言うぐらいの活躍ぶりだ。
俺と会うのは週に1回ぐらい。
これも陽菜が事務所にゴネて時間を作って何とからしい。

学生時代は陽菜の相棒だった優樹菜は、ダンナとの生活も順調で幸せそのもの。
娘ちゃんも可愛く成長しているのを何度か見せて貰った。

そして俺と同居する2人・・・
アンナは売り上げ五十位程度をキープ。
年齢やジャンルを考えれば程々に人気とも言えるかもしれない。
だが、その分内容はドンドンハードになっていて、帰って来た時は精魂尽き果てているぐらいだった。
見ていて切なくなるぐらいだが、彼女は辞めれないのだ。

そしてきららだが・・・
人気は更に増している感があった。

新作が出たら必ず売り上げはトップ。
超人気セクシー女優として深夜番組のレギュラーすら持つようになっていた。
最近は彼女の肉食ぶりを前面に出す企画が多く、『清楚な顔してド淫乱』と言うキャッチコピーが浸透してきた感があった。

「きららも陽菜も忙しいから、なかなか休みを合わせられないよなぁ」
「何とかなるものよ・・・今週の休みは3人重なったしね」

もう一年経つんだとカレンダー見ながら感慨にふける俺に、きららが明るく微笑む。
ただし、その格好は穴あき下着と首輪と言うもの。
きららもすっかり俺の前ではメス奴隷スタイルがしっくり来るようになってきていた。

「どこか身バレしない場所でいい所あれば行くのもいいですね」

そう言って俺にコーヒーを淹れてくれるのはアンナ。
もう主婦の姿がすっかり板についている感があった。

「リゾートホテル押さえておこうかしら?」
「ああ、その辺りはきららに任せる」

AV界では女王様のようなきららだから、そう言うのはいくらでもできるんだろう。



そして…

「おおおお、海!こーすけっ、すごいいい眺めだよっ!」
「そうだな、こんないい部屋よく取れたなぁ」
陽菜に腕を引かれ、窓の外を眺める。

きららが上手いことホテルを押さえてくれたのだが、それが想像以上の豪華さ。
プライベートを守ってくれるという条件で探していたら、仕事で親しくなった人から薦められたのがここらしい。

「いい所でしょ?」

微笑んで陽菜の隣に来るきらら。
2人が並ぶと華やかと言うか、眩しいオーラに包まれている。
これが一流芸能人なんだなぁと思う雰囲気があるのだ。

「海で泳ぐのはまだまだ早いですけど、散歩ぐらいはいいかもですね」

そう言って荷物を置くのはアンナ。
きららや陽菜に比べたらオーラの全くないアンナは一般人めいている。
でもきっと良い人妻で主婦なんだろうなと言う生活感と家庭的な感じが俺的にはいい。
それに、アンナのMカップ超乳は彼女にしかない魅力だ。

「泳ぐならホテルのプールが温水なのよ・・・それにプライバシーも万全ね」
「やったー!早く泳ぎたいっ!」

はしゃいでる2人はこの一年弱で親友のようになっていた。
2人で遊びに行ったり買い物したりしてるようだ。
まあ、雛森ニーナのファンにとっては、きららとの付き合いで彼女がAV行くのか行かないかとヤキモキしてるみたいだが、事務所的には女子同士とあって全く問題になってないらしい。

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