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初恋の人は
官能リレー小説 - その他

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初恋の人は 61

「ふおおぉぉっっ?!」

陽菜の身体が跳ねる。
俺が放出したばかりの陽菜の股間にきららが顔を埋めて、アソコに口を付けると指で開いて舐め始めたのだ。

確かにこれは後処理だが、陽菜にとっては快楽地獄だろう。
それにAV女優結川きららは、舐めさせる事はあっても舐めるタイプではない。
言わばAV界のクイーンな訳だ。
正直、アンナがこれをやっているなら驚きは無い。
だが、やっているのはきららなのだ。
その事実に興奮するものがあった。

「お疲れ様です、浩輔さん」
「うん」

悶える陽菜を見る俺に寄り添うアンナ。
こう言うのも彼女達なりの差の付け方なのかもしれない。

「とてもいい顔してますね」
「そうだな」
俺に寄り添うアンナはもう一発、という雰囲気ではなく俺を労ってくれるみたいな感じ。
2人の美少女の甘美な絡みをしばらく見つめていた俺なのであった。


ホテルを出て、陽菜と別れて帰宅の途につく。
俺自身はとても満足したし、きららもアンナも陽菜も満たされた気分になっていた。

「コーくん、陽菜ちゃんを大切にね」
「わかってるさ」
「陽菜ちゃんはきっと大物になるからさ、コーくんもついていきなさいな」
「おう」

きららは一緒に並んで歩く中で少し黙ってスマホを操作していた。

「AVに行く子ってね、私やアンナさんもそうだけどワケアリの子がほとんど」
それはよく聞く。
「陽菜ちゃんにはそれはないからきちゃダメ」
「うん」

きららがスマホの画面を見せた。

『優柔不断な僕はどちらか選べないから2人とも付き合うことにしちゃいました。そうしたら……    結川きらら&奥本真夏』

AVのパッケージだ。これ確か持ってたような。

「まなっちゃん、私の親友のひとりでね。もともとはグラビアでそこそこ人気のあった子なんだけど、なんか偉い人の愛人やらされてそれがバレて叩かれて、こっちに来たの。最初は撮影の度に泣きそうな顔してスタジオに来てた」

奥本真夏はきららと再会した日に居てた彼女の親友達の1人だ。
胸はDカップときららやアンナとは比べ物にならないが、すこぶる美乳なのと可愛らしい顔立ちが印象の子だ。
可愛らしい顔立ちだから俺達より歳上の25歳と聞いた時は少し驚いたものだ。

「彼女の元いた事務所って、枕営業の噂が絶えないし、意図的にグラドルを選別してAV界に移籍させて移籍金ビジネスすると言われている所よね」
「やっぱりアンナさんは知ってるかぁ・・・そうなのよね、彼女もそうやってハメられた訳よ・・・まあでも、今では溶け込んでいるけどね」

きららの言う通り、奥本真夏は売り上げランキングトップ10常連組の人気女優だ。
妹キャラ的な背徳感がウケている大きな理由みたいだ。

「陽菜の事務所って大丈夫な所なのか?」
「業界大手だから大丈夫だと思うわ」
「何かあれば私達が身体を張ってでも守って見せますよ」

そんな話を聞くと陽菜が心配になってしまう。
だけど、きららとアンナがそう言うなら大丈夫な気はしてきた。



そして数日後・・・
明日から撮影に入ると言うきらら。
今回の企画は男優10人との耐久セックスらしく、撮影期間もやや長め。
撮影の間泊まり込みなので暫くきららとは会えない。
それもあってこの前のイタリアンの店で撮影前最後の食事に2人で行った。

店には吉良みどりとシェフのみ。
今日はきららが貸し切り予約したらしいのだ。

「きららちゃん、特別コースのご予約ありがとうね」
「ふふ、みどりさんには個人的に色々お世話になったし・・・コーくんに知って欲しい事もあるしね」

みどりとそんな風に会話するきらら。
そして厨房の方にみどりが行くと、きららが俺に言う。

「今回の撮影楽しみにしてるの・・・一杯セックスできるから」

どこか陰のある微笑み。
彼女がAV女優である以上、他の男とセックスするのは当然の事だ。

「私、コーくんの事が大好き・・・でも、誰彼構わずセックスしたい・・・」

俺を好いてくれてるのは分かっている。
でも結川きららは1人の男で満足できる女ではない。

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