初恋の人は 59
「二人が普通でないのなら、あの…吉良みどりさんはどうなんだろうな」
ふとさっき会った彼女を想像してしまった。
「みどりさんは心から添い遂げられる最高の人を見つけられたんじゃないかな。旦那さんも多分懐の広い人だと思うけど、みどりさんと私たちも、きっと違う」
「私たちは新見さんのようにはなれないし、吉良さんのようにもなれません」
「そうなのか…」
ベッドの上でへとへとになって眠ってしまった陽菜の顔をじっと見る。
「じゃあ…今からはお前たちに、たくさん奉仕してもらおうかな?」
「望むところです♪」
何をするのか楽しみに立っていたら、アンナが足元に跪いて玉袋から舐め始める。
これは想定内だ。
だが、きららは俺の前にこなかった。
きららは俺の後ろにしゃがむと・・・
俺の肛門にキスをした。
「うおっ?!」
これは予想外だ。
アンナの尻舐めはAVでもやっていたから分かる。
だが、きららの尻舐めは一度も無い筈だ。
「私、一通り調教されてるからSMとかもできるのよ」
そうは言うが、結川きららのイメージには無い。
「そんなイメージ無いものな」
「ええ・・・だからコーくんだけの特別・・・それにアンナさんが可愛がられるのを見てると、私もコーくんに服従したくなってきちゃった」
そう言ってから肛門に舌を這わす。
トップAV女優の結川きららを服従されると言うワードだけで興奮するものがある。
彼女はどちらかと言うと、男を虜にするタイプでイメージと逆の事をしている訳だ。
「そこで新境地を開拓して、作品で見せるのもアリだとは?」
「うーん、ない。コーくん以外の男の人じゃないかな」
そこは若干シビアなきららである。
それにしてもこの前と後ろダブルの攻めはなかなかにヤバい。気持ちよすぎてこっちも新しい何かを見つけてしまいそうだ。
アンナは玉袋から竿に切り替えて舐め、しゃぶってくる。
きららは相変わらず尻穴の奥へ舌を這わせ…アンナの口の中で竿はムクムクと肥大していきモゴモゴという音が大きくなる。
「これ、やべえな…出ちゃいそうだ…」
「うっ!出すぞっ!」
一気に駆け上がってくる射精感に俺はアンナの口に欲望を放出させる。
くぐもった鼻声で全て口で受け止めるアンナ。
だが喉が鳴らない。
そして恍惚とした表情で俺を見上げて、嬉しそうに口をゆっくりと開けるアンナ。
その口の中には白濁液に満たされていた。
「飲めって命令してあげて」
背後からきららの言葉。
その言葉だけでゾクゾクしてしまう。
俺はアンナを見下ろし口を開く。
「飲めよ」
そう言うとアンナは甘く鼻を鳴らしながら口を閉じる。
そしてアンナの喉がゴクリゴクリと鳴る。
再び口を開けるアンナ。
白濁液は既に無い。
だが、口を開けて恍惚とした表情のアンナが兎に角エロい。
きらら程エロさは感じないアンナだが、やはり彼女もAV女優。
その顔だけでぺ◯スが反り返る程勃起させる力があった。
「とても、美味しかったです」
ふう、と溜息をついて、アンナが艶やかな笑みを浮かべて言う。
大人のエロとはこういう顔のことを言うんだなと改めて思う。
「浩輔さんの精液なら、いくらでも飲める自信がありますわ」
これまでの女優としてのキャリアの中で通ってきた道なのだろう。
「でもまた元気になってますね」
「アンナのその顔を見てるだけで勃起するよ」