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初恋の人は
官能リレー小説 - その他

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初恋の人は 57

そんな事を考えてる俺は、今回は聞き役。
と言うか、女子のマシンガントークについていけないだけだ。
昔話で盛り上がって意気投合し、最近のファッションやら芸能界裏情報とか話題は尽きない。

そして優樹菜の赤ん坊がいるから早めのお開き。
とりあえずメッセージアプリのグループ登録をして解散と言う事になった。
これでいつでも4人は連絡取れる訳だ。
因みに俺もグループに入ったのだが、俺のはきららがやってくれていた。

優樹菜を返して俺達は場所移動。
今度は一見普通のホテルへ・・・
だがそこは芸能界御用達なので、密会専用のホテルである。

その一室を借り、俺はきららとアンナ、陽菜と共に入る。

「凄いわね、コーくん」
「ここまで仕込むなんて凄いですわ」

きららとアンナからお褒めの言葉。
2人が見ているのは陽菜の下着姿なのだが、彼女には会う前から下着指定しておいた。
今、陽菜の着ている下着は、俗に言う穴あき下着・・・
乳首と股間が丸見えのやつだ。
陽菜は自分からは恐らく着ない下着でも、俺が言えば着てくるまでになっている。
2人はそこまで陽菜を仕込んだ事を褒めている訳だ。

「こーすけが着て来いって言うなら何でも着てくるよ。何ならノーブラでもノーパンでも!」
「いやそれはさすがに」
きららとアンナの視線もあって最初は恥ずかしそうな陽菜だったが、すぐになれたのかニコニコしてポージングして見せる。さすがモデルもやってるだけあって決まっている。

「陽菜ちゃん、コーくんのこと大好き?」
「うん、大好き!」
「もしコーくんのお嫁さんになって、って言ったら、どうする?」
「それはすごく嬉しい…でも、喜多岡さんは、それでいいの?」

「陽菜ちゃんは、もしコーくんが愛人か肉便器になれって言われたらどうする?」
「勿論、喜んでなるわ」
「そう言う事よ」

きららのその言葉でそうよねと納得してしまう陽菜。

「それにコーくんの奥さんは、コーくんしか知らない子がいいと思っているわ」
「そうよね・・・新見さんなら、浩輔さんの奥さんにぴったりだわ」

きららもアンナも俺の女にはなりたがっても結婚は考えていない。
俺の都合の良い女である事が愛情だと思っているらしい。
無論、さっき会った吉良みどりのように結婚できる場合も少なくは無いのだが、結婚と言うハードルはAV女優にとって相当高いようだ。

そしてそう言いながらきららもアンナも下着姿になる。
今日の2人はシースルー下着で、色は違えどお揃いのものだ。

「うわぁ・・・こんな下着着るんだ・・・」
「そりゃあ私達は性産業で働いてるんだもの」
「私達みたいな女を膣ドカタと呼ぶらしいわね」

きららとアンナからすれば、こんな下着着るのすらマシなぐらいな仕事をしてる訳だ。
アンナに至っては、野外プレイすら撮影していたぐらいだ。

「だからって、新見さんまでこっちの世界に来る必要はないから」
「むしろ、来ちゃダメです」
アンナが優しく言い、きららは断言する。
無論俺も同じ考えだ。

「普通に生きて普通にキラキラしてるような人が来ちゃダメな世界なのよ。この世界に来たら、大切な何かを失う」
「喜多岡さんもすごくキラキラしてるけどね」

「私が輝いて見えるのは、これが天職だからだと思う・・・その代わり普通の幸せは決して得れないし、好きな人とも結婚できないわ」

きららの言葉が明るいのは、ここに至るまでに色んなものを諦めたからなのだろう。
諦めて割り切ってしまったからこそ、AV女優として成功してるんだと思う。

「そっかぁ・・・よくわかんないなぁ」
「分からない方が幸せかもしれないわよ」

そう言ったきららが陽菜の胸に手を伸ばしてゆっくり揉む。
陽菜からは甘い吐息が漏れる。

「あんっ、触り方が上手いっ!」
「そりゃあコーくんに色々レクチャーしたぐらいだしね」

いや、こう言う事をやらせたら、プロのきららの方が断然上手い。
アンナとかも簡単にマジイキさせるし、やはりAV女優が彼女にとって天職なんだろう。

「陽菜ちゃんをこの業界に誘う気は無いけど、コーくんが楽しめるように色々仕込んじゃうわ」

どこか楽しそうなきらら。
これも彼女なりの俺への愛情なのかもしれない。

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