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初恋の人は
官能リレー小説 - その他

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初恋の人は 55

同じグラビア週刊誌の撮影だと陽菜から聞いた。
かたや人気急上昇のモデル兼グラドル。かたやAV界のアイドル。陽菜は表紙と巻頭グラビアで、きららは巻末の袋とじヌードグラビア。

「うーん、私なんて足元にも及ばないほどキラキラしてたよ彼女…」
きららはそう振り返る。
ただ、AV女優唯川きららの姿だって同じくらいキラキラしてると俺は思う。
あの頃の喜多岡由衣は確かにお嬢様然とした美少女だったが、同時に悲壮感が漂ってもいた。

だけど今のきららには悲壮感どころか輝きしかない。
多分これが天職なんだろう。

「所で陽菜ちゃんの方は大丈夫なの?」
「全く問題無いな」

と言うのも、きららとアンナで学んだテクニックを陽菜に駆使してみたら・・・
ベタ惚れを通り越して性奴隷状態。
俺の言う事を何でも聞くと言うか、それこそ俺が会いたいと言えば仕事すっぽかすぐらいの勢いで、俺が抱きたいと言えばいつでもどこでも股を開きそうにまでなっている。
そんな状態なんで、むしろ逆に俺が抑え気味にしているぐらいだ。
きららやアンナと違い、性産業から程遠い普通の女の子だったんだなと改めて思い知った一件だった。

「女の子をそう言う状態にしてAVとかさせる事務所もあるらしいわね」
「うちの事務所はやってる事はアブノーマルだけど、その手の話は聞かないわ」

陽菜の状態を聞いて2人がそんな感想。
それだと俺、相当悪い男みたいだ。

「アイツをAVさせて貢がせる気は無いぞ」
「うん、コーくんはそんなタイプじゃないよね」

俺はAVメーカーの人間じゃないし将来そういうところに勤める気もないし…まあ陽菜もその気になったら俺に貢ぐ気満々になりそうだが、さすがに彼女をそうしたいとは思わない。

陽菜とも連絡を取ったら、彼女の方も会いたいとすぐ返事が来た。
ただひとつ困ったのが、そこにもうひとり…滝優樹菜もついてくる、ということだった。

滝優樹菜・・・
現在は浦部優樹菜は人妻で出産したばかりの筈だ。

「浦部社長って時の人よね・・・コーくんにとって将来的にいい人脈になるんじゃない?」
「まあ、そうだろうけど・・・会うなら人の目とか気になるメンバーだよな」
「大丈夫よ、密会向きの店ならいくつか候補があるし」

きららはAV女優だけに、そう言う顔バレしてはいけない付き合いもあるんだろう。
アンナと会った時もそうだったが、そう言う店を沢山知っているようだ。

「AV女優の中には芸能人や有名企業重役、政治家とかとセフレ関係の子も多いけど、相手からしたらリスクだからね」
「成る程、そんな店知ってないといけない訳だ」

早速そう言う店を手配して貰おう。
俺も知っておくと、陽菜とかに更に会いやすくなるだろうし。


そう言う事で、きらら行きつけの創作イタリアンでそう言う店があるのでそこで集まる事になった。
オーナーシェフ夫妻がやっている創作イタリアンの店は繁華街の中の雑居ビル内にある。

雑居ビルは多くの飲食店がある上に出入り口が複数あり、外から見えにくい構造なのでお忍びにはもってこいの場所。
そこの店のオーナーシェフの妻は元AV女優らしく、言わば業界関係者。
その雑居ビルの飲食店はそう言う人達が多いらしい。


そう言う事で俺はアンナと連れ立ってその店に。
アンナは超乳こそ目を引くものの、きららや陽菜程有名では無いから連れ立って歩くにはいいパートナーだ。

2人で店に来ると席に通される。
席では店員らしき女子ときららが楽しそうに話していた。

「あっ、コーくん・・・彼女が元AV女優の吉良みどりね」

吉良みどり・・・
良く知っている。
通称、舐めプレイの女王だ。
尻舐めやフェラ等、舐めている時のエロい表情は独特で、舐めるだけで作品が成立すると言われたAV女優だが、もう引退して久しい。
今の彼女は、どこをどう見ても清潔感がある綺麗な店員さんだ。

「一緒にやった事は無いけど事務所の大先輩ね・・・色々お世話にはなってるわ」
「宜しくカレシくん、きららちゃんから色々聞いているわ」

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