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初恋の人は
官能リレー小説 - その他

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初恋の人は 51

この辺りのアンナの反応は可愛らしい上に、お湯に浮くMカップの圧倒的な肉量はアンナでしか味わえない代物だ。
アンナを基準にしてしまうと、陽菜やきららですら貧乳レベルぐらい差があるのだ。

「優しいのと激しいの、どっちがいい?」
「浩輔さんがしてくれるならどちらでも」

俺に身を預けて甘い吐息を漏らすアンナ。
お湯の暖かさとアンナの柔らかさが兎に角心地よい。

「なら、トロトロに溶けるまで甘くしてやる」

Mカップの超乳違いで俺の好きな部位・・・
白く艶やかなうなじに舌を這わしながら、両乳首を少し摘む。

「んあぁっ!それっ、いいですっ!」

アンナやきららはやはりAV女優だけあって、ちょっとした仕草に男をその気にさせるような雰囲気がある。
別に陽菜が悪い訳で無いが、欲望の溜まり方が段違いに早いのだ。
もっと言えば、全裸の陽菜を見るより、着衣のアンナやきららの方が数倍エロい。
勿論、容姿だけで言うと陽菜の方が綺麗ではある。

もちろん、甘々でトロトロになったら皆可愛くてエロい。
そして3人とも俺の大切な人には変わりない。
こちらの愛をたっぷりと注いでやるだけだ。

「んああっ、ああっ、早く、早く浩輔さんが欲しいっ」
「もうちょっと待ってな、完璧にトロトロになったらな」

風呂の中でやってもいいのだが、あえてここではしない。
散々焦らしつつ風呂から上がると、湯上り以上に上気したアンナ。
火照った顔に欲情の篭った目で風呂から上がり、バスローブを羽織って少し所在なげに俺に肩を抱かれながら歩く。

そして、ベッドルームに彼女達用に置いた鏡台の前に座り頭のバスタオルを取ると、結い上げた髪を解く。
ばさりと降りる艶やかな黒髪と少し頭を振る所作。
それがいつもゾクゾクするぐらい色気を感じさせる所作だった。

ドライヤーで髪を乾かしてやるのは俺。
髪を撫でるだけで、アンナはビクッと身体を震わせる。
何も言わなくてもアンナも待ちきれないのがよく伝わってくる。

元から綺麗な黒髪だったアンナ。
再会したての頃はくたびれた主婦のような野暮ったさで年齢相応のような感じだったが、きららが化粧も服もコーディネートしてきたせいか随分垢抜けてきている。
今のアンナは色気ある大人のいい女に見える。

そして髪が乾くと、アンナが熱い吐息を漏らす。

「さあ、アンナ」
「浩輔さん・・・」

目が潤んでいる。
アンナを立たせて抱きしめてキス。
欲望のままAV女優を抱くのとは少し違う。

「さあ、夫婦の営みだ」
「ああ・・・夫婦だなんて・・・」

あの事件が無ければ普通に婚約者と結婚して、夫婦の営みを行い子供もできていたのかもしれない。
だが、もうそれは望めない。

だが、あえて俺は今からするアンナとの行為を夫婦の営みと呼んだ。

「神崎春香の婚約者はアイツじゃない・・・俺だ」
「えっ・・・」

今や呼ばれる事の無い本名で呼ばれてアンナが戸惑う。

「俺が神崎春香の婚約者で夫になる・・・だから、これからするのは夫婦の営みだ」
「ああ、そんな・・・」

戸惑うアンナ。
俺を好きなのは見ても分かるが、その領分は許されないと思ってる部分だろう。
だが、あえて押し通す。

「お前は俺の妻だ、春香」

アンナが身震いする。
今感じているのは、アンナにとって禁断の快感かもしれない。
きららと同じく神崎春香と言う存在はアンナにとって禁断の領域なのだ。

「……………はい」

しばらく無言が続いて、アンナが小さく頷き返事した。
おそらく彼女は動揺し混乱し、気持ちの整理がようやくついたのだろう。

「浩輔さん………いえ、旦那様」
「そんな畏まらなくていいぞ」
アンナの頭をそっと撫でてやる。
そして優しくキス。同時に胸に手を伸ばす。

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