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初恋の人は
官能リレー小説 - その他

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初恋の人は 5

「脱ぐよ」

そう言って俺は上着から脱ぎ始める。

「やっぱり、いい身体ね・・・ずっと続けてるの?」
「高校までは続けてたし、今も身体は動かしているさ」

中学高校と俺はラグビーをしていた。
そんなに強い学校じゃなかったけど、一生懸命にはやってきた。
背は180あるし、鍛えてたから筋肉もかなりある。
体格あるから主なポジションはフォワードだったが、足も結構自信あったしクラブの中では上手い方だったからスタンドオフやらもこなしたりはした。
所謂中心選手だったのだが、残念ながらラグビー部は男臭くモテないクラブだったので非リア充のままだった。

「AV男優なんか殆どマッチョだろ?」
「うん、でもナチュラルないい体格じゃないのよ」

体格のゴツさがモテないかもねとバイト先でも冗談混じりに言われたりした俺。
AV男優の方が細身のマッチョでいい身体だと思う。

そして話しながら下も脱いでいく。

「ふふ、やっぱり立派よね」

由衣が俺のモノを見て微笑む。

「AV男優とかの方が立派な奴多いだろ?」
「まあでも、そこと比べてもコーくんのは太くて逞しいと思うわ」

合宿とかの風呂で他人と見比べた事はあるが、太さは結構あってずんぐりしてるとは思った。
ただ、長さはさほど無いから自分のが大きいと言う印象は無い。

「それにAVの撮影は男優も女優も見せる事を前提にやってるからね・・・勿論気持ち良くなってるし楽しんでるけど、お仕事と言う気持ちが強いからときめきは無いわ」

そう言うものなのか。
さっきも男優と女優は余りプライベートで付き合わないと言っていたけど、仕事がセックスだから感情が動きにくいのかもしれない。

「それにウリしてた頃はどんなに気持ち良くても後に残るのは惨めな気持ちだったしね・・・」

少し表情が曇った由衣を見ていると、彼女の生きてきた環境の過酷さが窺い知れる。

「でも、コーくんには悪いけど・・・私の身体はセックス無しに生きれない・・・1人の男では満足できない身体になったのも事実なの・・・」

「由衣・・・」

あの頃の喜多岡由衣の面影がありながらも、どこか凄く艶めかしい。
多分彼女が身体を使って生きる事が嫌いではないからだろう。

「私、AV女優と言う仕事が嫌いじゃない・・・結川きららと言う自分が好き・・・それがAVを辞めれない理由の一つなの」

彼女が俺の竿を握る。
その顔は、結川きららだ。
清楚に見えて中身はドスケベ。
上品な物腰で下品なセックス。
それが結川きららと言うAV女優だ。
今の彼女の顔は、まさしくAV女優結川きららのものだ。

「俺は結川きららも大好きだぜ」
「嬉しい・・・セックスする時は由衣じゃなくて、きららと呼んで欲しいの・・・」

由衣・・・いや、きららは微笑んで俺の竿をゆっくりしごく。

「このコーくんの童貞チ◯ポは、今から何百人の男に使い込まれたきららのビッチマ◯コで男にしてあげるんだよ」

どこか嬉しそうで艶やかな笑み。
ビデオで見た清楚かつ卑猥な笑みだ。
俺の中で喜多岡由衣が結川きららに置き換わっていく。

きららにはある種の尊敬と畏怖を抱いている。美女とか巨乳などの一言で片付けられないレベルだ。
演技や見せるだけのプレイと言われながらも、決して子供だましでは競争に勝ち残れないのも知っている。
それに比べて俺は学生と言ってもヤリサーの一員でもないしナンパに成功したこともないので、性に関しては素人だ。
仮に大学でもラグビー部だったとしても、AV男優のスタミナやテクニックには及ばないだろう。モノの大きさだけで相手を翻弄できるほど甘くはないと知っている。

「安心して、疑似本番もゴムもなしでオッケー。最低でも三発は出させてあげる」
「なんだか、まるで一回り年上のお姉さんと渡り合ってるみたいだ」
「んー、熟女はね・・・まだ演じたことないの。おっぱい触ってもいいよ、これが本物の感触」
優しく竿を扱きながらきららはこちら側に身体を傾け自らの胸を差し出すようにしてくる。
それに両手を伸ばし、ゆっくり、やんわり揉み込んだ。

「すごい、柔らかい」
「うふふっ」

同級生・喜多岡由衣の巨乳は何度も間近で見てきた。
体操服やスクール水着、真夏の薄手の私服の下の姿を妄想だけでオカズにしてきた。

それがAV女優・結川きららになってモニターの向こう側で生の姿を見られるようになった。
男優に揉みくちゃにされたりセックスの最中に暴力的なまでにブルンブルン揺れる姿を見て、オカズにしてきた。

そんな彼女の乳を、今この手でつかんでいる。

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