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ゴールデンメイク
官能リレー小説 - その他

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ゴールデンメイク 2

否、ヘソに限ったことではない。美麗は麻子の手によって、ほぼ全身に渡り、除毛、マッサージ、スキンケアを徹底的に施された。その結果、首筋、腕、乳房、脇、お腹、下腹、尻、陰部、太腿、脹ら脛、足の裏など、あらゆる部位の肌が至って敏感になり、全身が性感帯とも言える身体となった。

「私の身体…凄く奇麗になったじゃない…」
自分の身体中の肌がすっかりと艶やかになり、美麗は上機嫌だった。鏡で見た自身の顔もとても艶めいていて奇麗だった。表面には産毛1本すら生えていない。

「明日は最後の仕上げがありますので、是非いらしてください」
「そう!わかったわ」

翌日、自宅を出る前、美麗は、約束どおり1000万円を入金したと、杉谷からのメールを受信した。それで自分の口座を確認すると、間違いなく1000万円が振り込まれていた。

美麗はとても上機嫌でサロンを訪れた。
「まずはシャワーを浴びて、身を清めてください」
着いて早々に麻子に言われ、美麗はシャワールームに入った。
(最後の仕上げって、一体何をするのかな?)
美麗はシャワーを浴びながらも気になるのだった。

シャワーを終えた美麗は、裸にバスタオルを巻いた格好で麻子の前に立った。
「そこへお座りください」
麻子に言われ、美麗はベッドの上に座った。そして、ドリンクの入ったグラスを手渡された。
「それをお飲みになってください。とても気分が落ち着きますよ」
「ええ…」
美麗はグラスの中身をグイッと飲み干した。飲み終えるとすぐ、ベッドに横になるよう言われ、美麗はバスタオルを取り、全裸でベッド上に仰向けに寝た。
「それでは、そのままゆっくりお待ちになっていてください」
麻子はそう言うと、すぐ様エステ室を出て行った。

麻子が出て行って間もなく、美麗は意識が朦朧となってきた。そして、段々と眠くなり、そのままベッドの上で眠ってしまった。

別の部屋で、美麗が眠りについた様子を監視カメラからの映像で見ていた者がいた。
「フフ…これで6、7時間は目を覚まさないだろう」
美麗が麻子から渡されて飲んだドリンクには強力な睡眠導入剤が仕込まれていたのだ。

「う…うーん……」
美麗は眠りから覚めた。いつの間に眠ってしまったのか、随分眠っていたような気がした。
美麗がベッドから起き上がろうとしたその時だった。
「きゃあああああああああ……」
上半身を起こした途端、美麗はもの凄い悲鳴を上げた。
「な、何よ!…これ…」
美麗は驚愕せずにはいられなかった。身体中の肌が黄金色に染まっていたのだから。

「一体どうなっているの?」
美麗はベッドの上で胡座を組み、顔を真下に向けて自分の身体を見つめる。両腕、胸、腹、股、両脚、足の裏も、白磁に艶めいていた肌は悉く金色に染まっていた。その中で、両手両足の爪、乳首に乳輪は元からのピンク色のままで、それらが金色に染まった美麗の裸身の中でより際立っていた。
また、室内の照明の影響で、美麗の金色の裸身は光沢を放ち、光り輝いて見えた。

美麗は、自分の肌を手で擦ったり、爪を立てて掻いてみた。唾をつけてもみた。しかし、自分の肌を金色に染めた物は全然落ちることはなかった。
美麗はベッドから降りた。そして、室内の壁に付いている大鏡の前に立ち、自分の全身を見つめた。
「これが今の私なの!?」
美麗は強いショックを感じずにはいられなかった。漆黒の頭髪はそのままだ。だが、顔は眉毛と瞼を残して金色に染まっていた。全身が金色に染められていることを美麗は確認した。

「そうだ。今何時かしら?」
脱衣籠に、脱いだ服や下着と一緒にショルダーバッグを入れておいた。美麗はショルダーバッグの中からスマホを出し、時間を確かめた。

「えっ!もうこんな時間」
時間の表示を見ると午後10時30分を少し過ぎていた。麻子から渡されたドリンクを飲んだのが午後2時15分位で、それからすぐに眠くなったから、8時間眠っていたことになる。
「眠ってる間に、こうして金色に塗りまくられたのね。でも、一体何の為に…」
美麗は気味が悪かった。
「麻子さんはどうしたのかな?」
今、美麗がいるのは元いたエステ室だ。だが、部屋には美麗以外、誰もいなかった。

美麗が部屋の外へ出てみようと思ったその時、天井の照明が一斉に激しく点滅し出し、美麗はその眩しさに、手で目を覆った。直後、目を見開くと、それまでほのかな明るさだった室内は眩しいばかりに鮮明だった。

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