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ゴールデンメイク
官能リレー小説 - その他

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ゴールデンメイク 3

ほのかな灯の下でも光沢を放つ美麗の金色の裸身だったが、強烈な照明を浴び、眩しいばかりに光り輝くのであった。
「私、これからどうなっちゃうのかしら?」
金色に光り輝く自分の身体に見惚れながらも、美麗は不安にかられる。

部屋のドアが開き、中に誰かが入って来た。宣伝部長の杉谷だった。美麗は手で股間の陰部を覆った。
杉谷のすぐ後から作業着姿の男女が3人入って来た。
杉谷は美麗の前に立つと、
「どうかね美麗くん。我が社が開発したゴールデンメイクの感想は」
「ゴールデンメイク?!」
「そうだ。君はそのゴールデンメイクを用いた、記念すべきゴールデンビューティー第1号だ!」
杉谷の言葉に、呆気にとられる美麗。

「どうしてこんなものを?…」
「そのゴールデンメイクは、大倉グループの大倉金造会長の御希望により開発が手掛けられたものでね」

杉谷は美麗の両腕を掴むと、その腕を上に持ち上げた。
「きゃあ!!」
美麗は驚いて、短い悲鳴を発した。
「ふむ。脇の下もしっかりと塗ってあるな」
杉谷はそれから、美麗の両腕を掴みながら、その黄金の裸身を舐め回す様に見つめる。
「そんなにジロジロ見ないで」
美麗は杉谷の手を振りほどき、恥ずかしそうに自身の陰部を両手で覆う。

続いて、杉谷は美麗の背後に回った。そして、背中や尻、両足など、美麗の後ろ姿を舐め回す様に見つめ、後ろの方も満遍なく塗られていることを確認した。

杉谷は美麗の足元に顔を近付けた。
「足の裏を見せてくれないか」
「は、はい」
美麗は左足をソッと上げ、背後の杉谷に足の裏を示した。続いて、右足も同様にした。杉谷は足の裏もしっかりと黄金色の塗料が塗られているのを確認した。

「完璧だ!」
杉谷は、美麗の全身の肌が余すことなくゴールデンメイクで塗り固められているのに満足した。
「君たち、御苦労だったね」
杉谷は、男2人、女1人の、作業着姿の3人に向かって言った。
「君が眠っている間に、この3人が君の身体をゴールデンメイクで塗り固めたんだよ」
杉谷は美麗に話した。

「片桐さん!」
美麗は作業着姿の女の顔を見て驚いた。美麗の専属として入念に施術をしたエステシャンの麻子だった。
杉谷は美麗に、作業着姿の男2人を紹介した。1人はゴールデンメイクの開発主任の長山、もう1人は長山の助手の佐藤だった。

長山たち3人は美麗の黄金の裸身をジッと見つめる。
長山「見事な出来映えだ!」
佐藤「そうですね。眩しいばかりに美しい!」
麻子「島村様、とても美しいですわ!」
麻子は、美麗の全身をゴールデンメイクで塗り固める為、頭髪と眉毛以外の体毛は全て永久脱毛したと話した。
続いて佐藤が、ゴールデンメイクを塗ったその上に特殊な光線を照射して、剥げ落ちたり溶け落ちたりしないようにしてあると告げた。

「これ、洗い落とせないの?」
「それなら、ゴールデンメイクと同時に開発された特殊な薬液があるが、それを使えば洗い落とせるよ」
美麗の問いに長山が答えた。
「そう。よかった」
洗い落とすことができると聞いて、美麗はホッと胸を撫で下ろした。

すると杉谷が、
「しかし、これから暫くの間、その身体でいてもらうよ。何しろ大変な金額と手間が掛かってるし、いろいろお披露目することになってるからな」
「そんな…」
全身を金色に染められ、さらし者にされることに抵抗を感じる美麗だったが、元に戻してもらわないことにはどうにもならないと、言いなりになるしかないと悟った。

「明日はS海岸でもって撮影だからね」
美麗は明日、S海岸の砂浜に出て、純白のビキニ姿を撮影される予定になっていた。

「もう遅いから送っていこう。その前にシャワーを浴びるといい」
「はい」
美麗はシャワールームに入った。
ホディーソープで泡立てたスポンジで擦っても、シャワーヘッドから出る湯を浴びても、美麗の裸体を染めた金色は全く流れ落ちる様子を見せなかった。
「私、いつまでこんな身体でいなくちゃいけないのかしら」
美麗は心細かった。

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