PiPi's World 投稿小説

ネットカフェの罠
官能リレー小説 - その他

の最初へ
 8
 10
の最後へ

ネットカフェの罠 10

ジーンズ姿の店長が夕美の前に立っていた。
「店長さん、なんでここに……あぅっ」
「歩けるかな」
手を引かれ夕美が立ち上がるが、そのままふらついて店長にもたれかかる。
「すいません」
申し訳なさそうに夕美が言い、店長は夕美の肩を抱いたまま駅の改札へ。
電車を降りるときに発信器は停止させた。それでも夕美は余韻に体に力が入らない。
タクシーを拾ってラブホテルの名前を運転手に告げた。
そして携帯電話で再び発信器を発動させる。
「はぅっ、あぁ……」
夕美の小さいか艶めいた声に運転手がちらりと、ミラーで後部座席の様子を見るが、そのままタクシーはモーテルタイプのラブホテルの駐車場へ。
店長は携帯電話で発信器を停止させ、料金を払うと、夕美の手を握りタクシーから降ろした。タクシー運転手はとりわけ何事もなかったように駐車場から離れていく。
「たすけて」
夕美が言った言葉をタクシーの運転手は聞き逃していた。
「欲しくてたまらないんだろう?」
店長は薄暗い駐車場の暗がりで夕美の耳に囁くと、その耳を舐めた。
「あぁっ、だめぇ、や、やめて」
夕美は絶望しながら、快感に身をゆだねてゆくしかなかった。
[完]


,
の最初へ
 8
 10
の最後へ

SNSでこの小説を紹介

その他の他のリレー小説

こちらから小説を探す