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ネットカフェの罠
官能リレー小説 - その他

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ネットカフェの罠 1

「では、こちらを記入してください」
入会金無料にしているのは、個人情報が入手できるから。
名前、住所、生年月日。
店のカウンターの小型防犯カメラで、顔まで記録できる。
街中にある防犯カメラ映像から、この店に来る前に、どこの店で登録して働いている風俗嬢かまでわかる。
ネット通販でたとえば下着を購入していればその履歴まで残っている。
深夜11時から早朝5時までの六時間はサービス価格で二時間分の利用料金で六時間の滞在が可能なため、仕事を終えた風俗嬢たちが利用する。
夜10時で営業を終え、一時間ほどで風俗嬢たちは「おつかれさまでした」と店を出る。
平日は夜12時すぎが終電の時間で始発は5時からなので、深夜営業しているネットカフェで時間つぶしをして帰宅する郊外在住の風俗嬢は多い。
終電で乗り合わせた客に見つかりストーカー被害にあう風俗嬢もいるので、タクシーの深夜割り増し料金を払い帰宅するか、どこかのビジネスホテルに宿泊するか、ネットカフェで始発を待つというわけなのだ。
今は現金を持ち歩く人はほとんどいない。
そしてコンビニエンスストアーでも客の買った商品を記録している。
銀行のカードから利用料金を決済する。
毎日深夜3時から早朝5時は銀行の決済処理の時間のため、カード利用が停止する。
ネットカフェは夜中の3時から5時までの場合は朝5時1分で決済をかける。
タクシーはドライバーがタクシー会社に戻って車内のデータを転送。ためこんで処理しているが、利用者はたいていその場で残高が減っていると思っている人がほとんどだ。
ビジネスホテルは深夜1時で空室があっても入室受付を早朝5時までしない。
深夜3時から5時はいくらカードを利用しても残高が実際は処理されていないので、残高以上に利用できてしまう。
ラブホテルがわりにネットカフェを利用するカップルもいる。
個室のパソコンには隠しカメラが設置されていて、一部始終が録画されている。
現金の取引が衰退した結果、個人の援助交際は行えないことになった。
しかし、このネットカフェでは客の男が個室で風俗嬢にいくら払うと口約束して行為を行った場合、退店時の料金引き落としの時に、客が言った金額ではなく風俗嬢と店で取り決めた決まった金額が5時1分に客の口座から決済され、風俗嬢の指定口座に5時2分にはプレイ料金分が振り込まれる。
特別会員という登録の風俗嬢は、ネットカフェの従業員ということになっている。
客がネットカフェ料金が高いと文句をつけてきたり、風俗嬢を強引に中出ししたり、殴ったりした場合は、動画で記録されているのを客は見せられることになる。
個室にカードリーダーがあり、特別会員のカードを読み込むことでプレイ料金を受けとることができるが、動画や客が精液を拭いたウェットディッシュなどのゴミなども自動審査される。
特別会員でなければ、この審査機能は使われないことになっている。
風俗店でプレイルームの室内を店側が録画は法的に禁じられているが、ネットカフェはスーパーマーケットなどで店内録画が可能で万引きなどの証拠をおさえるのと同じで、法的には問題ない。
画像をむやみに流出したり、脅迫の道具にしなければ、たとえば、客の店側への迷惑行為として警察に被害届と一緒に証拠として提出して処罰を求めることも、レイプされた女性が暴行罪で相手を起訴することもできる。

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