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闘技場でセックスバトル!
官能リレー小説 - その他

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闘技場でセックスバトル! 22

闘士が何らかの薬を使うことはまずあり得ない。当然禁止されているし、何より危険すぎる。
一人ならまだしも数人の男達の意識を失わせる薬とは一体なんなのだろうか。
ここまでやらかしている男が今まで放置されていたというのも疑問だ。もしかしたら部外者なのかもしれない。
 俺たちが管理室に飛び込むと、職員たちは酒を片手にカードに興じてるところだった。
いきなり数人の闘士たちが入ってきたことで、彼らの間にも不穏な空気が漂い始めた。
「っとぉ……おいおぃ、一体どうしたってんだよ」
  「たしか君らは……○○区画の闘士だったかな」
 「あまり揉め事は起こさないでくれよ?」
とりあえず奴隷2人を下ろすと、彼女らはすぐに主人の元に駆け寄って世話を焼き始めた。
 姉御の話を聞いた職員らは、半信半疑ながら装備を整えて扉の前に陣取った。
サクヤが貰ってきた水で喉を潤いさせつつ後ろから様子を探っていると、ロドリゴたちを黙らせた姉御がこっちにやって来た。
「おぅ、お疲れさん! まったく、何を焦ってるんだかねぇ。上を目指すなら、周囲の連中と助け合って進むしか無いっていうのにさ?」
――お前さんは相方を大事にして、2人で頑張るんだよ?
奴隷たちに抱きつかれて苦笑いを浮かべてるジュアンたちを横目に、サクヤを抱き寄せた俺はしっかりと頷き返した。
職員の男達が次々に管理室から出ていく。だがいくら待っても誰も戻ってこない。
「妙に遅くないか?」
俺が言うと、何人か残っていた職員の男達もざわつき始めた。
「おかしいな」
「またあの変な技で眠らされてしまったのか…?」
「それはないよ、それなりに準備したからな。あれだけの人数がまとめてやられるとも思えない」
俺は妙に気になって外に飛び出した。
よせばいいのにロドリゴとジュアンもついてきた。
「なんでついてきたんだ」
正直なところ、余計なことをして話をやたらに大きくした二人は足手まといになるのではと考えていた。
二人を追い返そうとした時、管理室が奇妙な光を放った。なかでなにかが爆発したかのような強い光だった。
「中に居た皆はどうなったんだ…」
管理室は禍々しい赤紫の光を漏らし続けている。そこから誰も出てくる気配がない。

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