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闘技場でセックスバトル!
官能リレー小説 - その他

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闘技場でセックスバトル! 19

俺は続ける。
「二人とも昨日もやったのか?気持ちよかったか?」
二人は黙ってうなずいた。ここではこういう性的な話題は当たり前のように行われるのだが、この時は雰囲気が違っていた。
ロドリゴとジュアンが落ち着かないように腰を浮かせてはもぞもぞとさせ始めた。
訓練が楽しみであまり抜かなかったのか、それとも奴隷たちとの仲が深まってヤリ足りないのだろうか。
 そんな風に二人の態度に首を傾げながらも、俺もサクヤを抱きたくなっていた。
自分のものがあるのは嬉しいし、健気で甲斐甲斐しい少女を鳴かすのは楽しい。
頑張って強くなって、もっと……もっと良い暮らしがしたい。
サクヤが隣で笑っているなら、最高の未来だな。
 今の俺は、最愛の女と頼りになる姉兄たち、切磋琢磨できるライバルとその愛する女たち。
そんな宝物を何時までも手に入れ続けたいんだ。

 その日の訓練を終えた俺たちは、奴隷たちと夕飯の待つ広場への帰路についた。
ロドリゴとジュアンはやっぱり落ち着かない感じだが、周囲と飯と女の話で盛り上がっていた。
俺は俺で雪のように透き通って白く肌理細やかなほうが抱き甲斐があるか、日に焼けた肌の艶かしさと健康美こそが夜を盛り上げるかで馬鹿みたいに騒いでいたがな。
食事が終わりそれぞれ解散していったが、やはりまだロドリゴとジュアンは落ち着きがない様子だった。
二人はそのまま自室に戻らずに真っ暗な裏道を進み、どこかに向かう。
俺は何となくその動きが気になってきていた。
 すぐにサクヤに二人の奴隷を呼びに行かせると、自身も姉御に声をかける。
俺の感じた違和感を伝えると、しぶしぶながら様子を見に付き合ってくれるらしい。
サクヤたちとも合流すると、護衛役の先輩を含め十人規模で裏道を進んだ。
 少なくとも表向きとしては普段通りの態度であったし、少女ら曰く夜も悪い変化は無かったそうだ。
俺の感じている不安が杞憂であることを祈り、サクヤの手を握りながら歩を進めた。

 十数分道なりに進むと、やがて他の居住区との境目にたどり着いた。
最初は冗談交じりであった先輩らも、笑い話に出来ない気配を感じたのか闘いの空気を纏いだしている。
 いつもは仔犬のようなロドリゴの奴隷は、不安によってかシュンと元気を失っている。
肩を抱いてやってるジュアンの方の少女も、いつもより小さく見えた。
ロドリゴとジュアンは何をしようとしているのだろうか?
「誰かに脅されて呼び出されたのでは」と言い出す者も出始めた。
それを別の誰かが「あの二人を脅す理由なんてないだろう」と否定をする。
俺はそんなやり取りを聞きながら二人を観察する。

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