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ビキニボーイ&ビキニガール
官能リレー小説 - その他

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ビキニボーイ&ビキニガール 17

音がした方に皆が一斉に注目する。どうやら学校の方で何かあったようだ。
「な、何があったんだ?おい!ちょっと様子を見に行くぞ!」
誰かがそう言うと一斉に音のした方へ向かっていく男子達。
僕も混乱に突き動かされて彼等について行った。
そこでは巨大なUFOみたいな物が暴れまわっていた。それには掃除機のノズルの様な物が付いており、参加者の少年達を吸い上げていた。
ギュイーン…ズボボボボ!
「うわあーっ!」
「吸い込まれる…」
「ああ!もう駄目だ!」
UFOの襲撃から逃げ遅れた少年達は必死の抵抗を見せるも、為す術無く吸いこまれていった。
「あれは一体なんだ!どうして、あんなのがここに!」
僕がそう叫ぶと、倒れていた素っ裸集団のリーダーが立ち上がり不気味な笑顔で言ってきた。
「あれはな、これから宇宙の深淵に向かって旅立つ素晴らしい発明品だ!」
「何だって!」
この素っ裸集団は陽動で、本当はこの奇妙なマシンで参加者達を一網打尽にするのが目的だったというのか…?
「このまま逃げられるとまずいぞ!」
参加者の少年が怯えて言う。あのマシンの中には吸い込まれた参加者達が何人も閉じ込められてしまっているのだ。
透き通った雫型のカプセルがいくつも並び、その中に吸い上げられた少年達が閉じ込められているのが見える。最初は空のカプセルが多かったが、次第に中に少年が閉じ込められているものばかりになってしまった。
「出せ!ここから出せぇ!」
「助けて!」
「死にたくない!」
カプセルの中から少年達の悲痛な叫び声が響いていた。
あのマシンを止めなければいけないと頭ではわかっているものの、どうやったらいいのかわからない。
そうこうしているうちにこちらに気づいたマシンが迫ってきた。
もはやマシンを止めるどころか自分がそれの餌食になってしまうのは明白だった。真っ直ぐに向かってくるマシンを見て残っていた男子達は臆したのか皆へたり込み、中には漏らしてしまう子までいた。

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