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ビキニボーイ&ビキニガール
官能リレー小説 - その他

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ビキニボーイ&ビキニガール 2

「……っ、あっ!」
伊達も遠い記憶の彼方になっていた高校時代を思い出した。確か三年生の時に突き抜けて奇麗な一年生がいた。言葉を交わした事は無いが……。
「伊達さん同窓会にも出席されてないから他の先輩や顧問が心配されてましたよ」
「今勤めている会社が忙しくな。休日は休日で取引先か職場での呑み位だ。でこれも会社が勝手に応募してね……取引先のどっかのアパレルメーカーの顔を潰す訳にも」
「伊達さんらしいですね……あの事件も責任取った位ですから」
「競泳は選手の層が厚いからな……学園も協会も納得させるには丁度良かったさ」
直人は大人になった美和を見ると固くなる。
「生徒待たせているから……」

美和と別れ、案内された部屋へと入ると、ベッドに手紙を添えた箱が置いてあり、
「伊達さんへ・・・これ穿いて出ろって事か。」

試しに箱に入っていた黒地に赤い線が入ったビキニパンツを着用するため、
衣服を脱いでいくと、
盛り上がった肩、厚みのある胸板、くっきりと浮き出た腹筋が露わになり、

「高校の頃に穿いていたのより露出が多い・・・」
そのビキニパンツは取引先のアパレルメーカーの最新作だった。メーカーとしては宣伝の為、その新商品のビキニパンツを履いてコンテストに出ることを直人に求めたのである。

ビキニパンツを履いた直人はひと泳ぎしたい気分になり、部屋を出てプールへ向かった。ただし、このときに持った水着はここへ来る途中に買った物で、部屋に用意されていたビキニパンツはコンテストまでに取っておくことにした。

ビキニコンテストは明日と明後日の2日間かけて行われることになっている。1日目が男子で、2日目が女子と、それぞれ小学生の部、中学生の部、高校生の部、青年の部といった順で審査が行われるのである。

旭たち4人は部屋でひと休みした後、それぞれ水着とタオルを持って部屋を出て、プールへと向かった。
更衣室で着替えると、4人はプールサイドに出た。

「何だ理恵!…ビキニはどうしたんだ?」
旭が驚いたのは、理恵がビキニでなく、純白のワンピース水着を着ていたことである。
「大丈夫よ、お兄ちゃん。…私のビキニスタイルはコンテストの時に披露するから」
笑顔で理恵は言った。

「理恵ちゃん、その水着も可愛いわよ!」
渚が理恵を見て言った。
「ありがとう、渚お姉ちゃん」

「ところで…渚はそれでもってコンテストに出るのか?」
旭は渚に尋ねた。このときの渚の水着はピンク色のビキニだった。
「いえ。コンテストには取って置きの物を用意してあるわ」
渚はそう答えた。
「そうか!…みんな本番まで秘密ってわけだな!」
旭も、また、優也も、今履いている物とは別に、コンテストで履くビキニパンツを用意してあるとのことだ。

「明後日が楽しみがた!……ビキニのカワイ子ちゃんを一杯見れるんだからな…」
優也がニヤニヤしながら言った。
「優也ったら…」
渚は呆れ、拳を握って弟の頭を軽く叩く。

「みんな…お待たせ」
4人が泳ぐ前の準備体操をしているところへ美和が姿を見せた。

「せ、先生…」
旭や渚は思わず見とれてしまった。
このときの美和は紫色のビキニを身にまとっていたが、渚のものよりトップもボトムも小ぶりだった。

「先生すごおぉぅい!……私、全然かなわないです」
渚は美和の余りのセクシーさに圧倒される思いだった。
その際立った豊満なバストは渚のDカップを上回るのは明らかで、ウエストも美しくくびれていた。
「やっぱり…大人の色気ってすごいなあ…」
理恵も羨望の眼差しで美和を見つめる。

「それでもって明後日のコンテストに出るんですか?」
旭は美和に尋ねた。
「いえ。コンテストには友人が用意した物で出ることになってるのよ」
美和の大学時代の友人がコンテストの主催団体に加盟しているアパレルメーカーに勤めており、その友人の依頼で、そのメーカーが開発した製品のビキニを着てコンテストに出ることになったのである。

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