セックスの街 10
「ところで、もう見かけたかい?トップレス工作員」
「いいえ。もうこの辺に来てるの?」
「すでに複数人送り込んでる。もう、周りの女は、自分がなぜ窮屈にトップをつけているのか疑問に思い始めている。工作員たちには時期を見てボトムも外すよう指示してある。遠からず、この街の性交可能年齢女性の半分は着衣無しを選ぶようになり、よりセックスしやすくなるだろう」
風呂から上がったあと俺たちは車に乗って家に帰る。見た目は豪華な一軒家だけど地下には研究室がある。
「お帰りなさい、ナオキ様」
地下の研究室に行くと、白衣を着た若い美女の研究員たちが俺たちを出迎えてくれた。
「さて、街の様子でも見るか」
白衣を着た若い美女の1人をお姫様抱っこをしてイスに座り、モニターで街の様子を見る。
そのころケンジは、
「あぁん、若いチ◯チ◯!最高おぉ!」
「靖子!イクぅ!」
僕は靖子が戻ってきて沙織が去ったあと、休まずもう一度靖子とセックスしていた。
「僕のところに引っ越して来てね」
「うん、考えとくよ」
フィニッシュ後、僕達は抱き合いながらそんな話をした。
シャワーを浴びて、病院を出た。
これから学校行って午後だけでもいるか、今日はサボってしまうか、僕は考えていた。
スマホを取り出した。靖子から話がちゃんと行っているようで学校側からのメッセージは特になかった。
雅人からのメッセージを開いた。
「つぐみさん『いっぱい触られて興奮しちゃった』って言って全裸で来た」
「今日は昨日にましてつぐみさん超人気だ」
「つぐみさんの影響で5人くらいブラを外した」
「そこの少年!逮捕するわよ!」
「え?だれ?」
ぶらぶら1人で散歩していると夏服の上に警察のバッチを付けたのお姉さんに話しかけられた。
「何してるの?学校は?サボり?」
「あ、いや。今日は気分が悪いから早退したんです。」
「ちょっと付き合って。」
「え?」
「私とデートしてくれたら信じてあげる。」
婦警のお姉さんに腕をつかまれすぐ近くの喫茶店に連行された。
僕たちは適当に空いてる席に座り婦警さんが話し始めた。
「私も実はサボり。パトロールに飽きて休憩してたの。
あーあ、警察官になったの失敗かしら。平和すぎてつまんない。」
婦警さんは、駐車違反取締の仕事とかあるけどそもそも車なんてほとんど走ってないじゃん、など、いかに仕事がないかという具体的な話を続けた。
「婦警さん、もしかして、パトカー…ミニパト、とか乗ってきてるんですか?」
「ええ、そうよ」
「乗せてくださいっ!」
車自体、乗る用事なんてほぼ無いが、パトカーに乗るなんていう機会は犯罪者にでもわざわざならない限りまずないだろう、と思って言ってみた。
「ええぇー、それはだめだよぉ」
その言葉には、絶対の拒否ではない気持ちが感じられた。
「サボってるって、言いつけちゃいますよ…ええと、婦警さんの名前…」
「しょうがないわねぇ」
僕達は、注文したものを食べ終えたあと、ミニパトに向かった。
助手席に書類が置いてあった。
「『南門開放 警備計画』南門、開放って?」
婦警さんはあわてて書類を隠そうとしたがすぐに落ち着いた。
「よかった。これ、南門開放自体は、今日の昼12時に発表だから、機密解除」