セックスの街 13
僕はオチ◯チ◯を前後させながら質問した。
「そういえば、セックスしてる動画って、なんでAVっていうの?なんの略?」
「もとは、アダルトビデオ、の略。大昔、子供はセックスは見ちゃいけません、っていう時代があったのは知ってるよね」
「うん、でも、何で?」
「昔、子供はフウフで育てる、って感じだった頃…」
「フウフ?」
「古い言葉でいうと、夫と妻。子供から見ると、パパとママ」
「そっか、昔は、パパも育てたんだ」
「そう。逆に言うと、パパとママだけで、育てなきゃならなかった。だから、子供がセックスの動画を見て、セックスして、子供ができても、育てられなくて困っちゃうから、子供には見せないビデオ、アダルトビデオ、って名前になったんだって。言葉だけ残っちゃった」
「大人の動画、って、変な感じ」
「でしよ……私ね、10歳から子役のAV女優やってたんだよ。『なかよし5-2』シリーズって、道徳とかで見たことあるかな?」
「見たことあるような気がするけど、覚えてない。どこの学校の先生やってるの?」
「ケンジ君の学校で、明日からケンジ君のクラスの担任だよ。」
音羽さんのおっぱいをもんでいた手が止まる。
「え!」
「ほんとは驚かせようと思ってたんだけどね。」
確かに、緑川先生が逮捕されて、辞めなくてはならなくないだろうなあ、と思っていたが、こんなに早く後任が、しかもこんな魅力的な人が来るとは、思わなかった。
「音羽さん、いえ、音羽先生!明日から、学校楽しみ!あぁ、イク!」
僕はオチ◯チ◯を前後するスピードを上げ、射精した。
しばらくつながったまま、僕たちは車の後部座席で僕が音羽さんに被さるように裸で抱き合っていた。
「あと、今晩、チャンネル8の南門開放特番で、私の現地レポートでるよ」
「じゃあ、もうあの街に行ってきてるの?」
「うん、海きれいだったよ。よかったら見てね」
家に帰ると靖子とつぐみが出迎えてくれた。
「おにーちゃん、お帰り!」
「おかえりなさい。」
「え?この人は?」
「あっ、そうか、音羽さんにはまだ言ってなかったっけ。今日から一緒に生活する沢木靖子さん。お医者さんです。」
僕は2人に沢木さんのことを説明した。
そうして僕は靖子の方に向き直った。
「靖子、こんなに早く、来るって決めてくれたんだね。ありがとう」
「ケンジ君こそ、誘ってくれてありがとうね」
僕と靖子は、抱きしめあってキスした。
「ケンジ、ママね、引っ越そうと思うんだ」
「えっ、ママ、何で?」
いつの間にか、奥からママが出てきていた。
「こんなしっかりしたお友達が何人も面倒見てくれるなら、ママ、もう安心だよ」
ママは、これまで僕の前では女を見せないようにしていた。
思えば、僕は今までけっこうママに負担かけていたのかもしれない、と改めて思った。