「好き…佳成…」

意識がふわふわと快感の海を漂っているらしく、メアリーは小さな声を搾りだすように、その言葉だけを言った。
でも、小さな声には、彼女の本気の気持ちがこれでもかと詰め込まれていた。
あまりにも嬉しくて、中に出し終えたばかりの俺は、彼女の中でまた力を取り戻した。

「んんん……あっ、あっ、あっ！？」

力を取り戻した下半身を、再びゆっくりと動かしだすとメアリーが覚醒し、戸惑いに似た声を上げ始める。

「あっ！？だ、めっ、佳成ぃ、私ぃ、いった、ばっかぁ！」
「メアリーが愛おしすぎて、また元気になっちゃったからね。まだまだ、止まらないよ」
「あっ、あっ、あぁ！あぁあぁ！！！」

メアリーの背中に両腕を回し、肌を密着させながら膣奥に向かって打ち付ける。

言葉にした通り、愛おしすぎて腰が止まらない。賢者タイムなんて嘘なんじゃないかって思うくらいだ。このまま、ずっとこうしていたい。

「ああん、佳成、佳成ぃ…」
「メアリー、もっと気持ちよくなって！」

メアリーも俺に、強く抱き着いてくる。
イったあとに追い討つような形になっちゃったけど、それでも応えてくれるメアリー。
「んぁああぁんっ、これっ、凄くっ、イイっ！いいっ！！」
「ああ、メアリー、メアリー…好きだ、好きだよ」
「私も…んぁあああぁっ！…佳成の、激し過ぎぃ…んぁああっ！！！！」

ビックンビックン身体を震わせながら懸命に腰を振るメアリー。
イキ続けながらも俺も気持ちよくしてくれて、俺と一緒にイクことを望んでいる。
その健気な姿がまた愛おしい。

「大好きだよメアリー、俺だけのメアリー！」
「ああん、大好きな佳成のっ、ものにっ、あ、あん！」

抱きしめながら愛しさのあまり、俺も日本人同士のHなら言わないほど激しい愛の言葉を口にしてしまう。
メアリーの甘い匂い、甘い熱情、そして俺も抑えきれないメアリーへの愛情と欲情。
お互いの愛をぶつけ合い、混ぜ合わせる。