病院に閉じ込められて 16
「それゃあ、女の人の裸の写真とか見るとグッグゥ〜とですかね…」
「へぇ?…女の人の裸の写真って?…そんなもんあるのか?」
「はい、僕が今使っている部屋のベッドの下、そういう本がいっぱいなんですよね…」
ぅえ?…それってこの状況からいって、僕の使っていた実家の部屋だな;…
まあ確かに、一人エッチの材料として、その類いの本はベッドの下に隠し持ってはいたけど…
「ああそれなら私の使っている部屋にも、男の人の裸の写真集いっぱいあったは…」
それって優子ちゃんの部屋?…
優子ちゃんもそんなもんを隠し持っていたんだな…
優子ちゃんは聞こえているのかいないのか、こちらに背を見せて洗い物をしている。
「ゆきは、その男の写真見てクリトリスを弄ったりするのか?」
この子達は、多分こういう露骨な言葉は人前では言わないものだ、という教育は受けていないのだろう。
「やったことない。私まだ大人じゃないから」
うん確かに、この身体からいって、まだそういうことをするのは早いのかもしれないな…
「そうなんだ…自分で触るのって、凄く気持ちいいのに…」
気の毒そうに言うすすむ…
まあすすすむは精通も迎えて、ゆきより一足早く大人になったんだもんな…
「いいなぁ〜私も早く大人になりたいなぁ〜」
それが目的で早く大人になりたいっていうのも、どうかとは思うけど;…
「僕もゆきが早くそうなるのを待っているよ…そうすれば二人で気持ちいいこといっぱい出来るからねぇ!」
おいおい;…仮にもすすむとゆきは兄妹じゃないかよ;…