病院に閉じ込められて 23
「いいんじゃないですか。今までずっと裸だったし隠す必要もないかもですね…じゃあ、リビング片づけましょう…すすむ、来て」
「はぁい」
やや不満げに返事するすすむだったが
「ゆき!次は僕にヤラせてな」
「うんっ!」
ゆきの力強い言葉に、すすむは意を決したようで、胸を張って、股間を改めて最大にして、優子についていった。
僕と二人っきりになったゆきは、嬉しそうに僕の股間を見詰めてきた…
「お父さんのがちゃんと大きくなってよかったです…」
「あ;ああ…これもゆきのお陰だな;…」
ゆきに触って貰えなかったら、こんな勃起は今だ訪れてはいなかっただろうしな…
「この中から出た精子で私が誕生したって思うと…なんだか感動しちゃいますぅ…」
「そうだなあ…」
僕は調子を合わせたが、なかなか実感が湧くものではない。本当にお腹の中にいるときから、生まれたときから、だんだん成長していくところを見ていたら心からそう思えたかも知れないが…
ゆきは愛おしそうにソレをゆっくり撫でて、僕の胸に飛び込んだ。僕は思考を中断してそれに応えて、ゆきを両手で抱きしめる。
折れてしまいそうな、という形容は当たらない。もうすっかり大人の体のゆきを感じていた。
そしてどちらからともなく、唇を重ねた。
舌を挿れられ、それを絡める…
大人になったばかりとは思えない濃厚なキス…
きっとすすむとはかなり進んだキスをしているのかもしれないけど…
口横から滴り落ちる涎を構うことなく、僕はピッタリと身体を密着させ、ゆきの身体を抱き締める…
僕たちは何度も何度も舌を絡ませ合った。
「私ね、お父さんが寝ているときから、ずっと、こんな日がきっと来るんだ、って、思ってたの」
「そうか、うれしいよ、ゆき」
唇を離している間にはそんなようなことを言い合った。
「そろそろ、あっち行こうか」
濃厚な舌の絡ませ合いが一段落した後、僕はそう言って立ち上がった。僕たちはシャワーで残っていた泡を洗い流して軽くバスタオルで拭いて、しっかりと手をつないでリビングに向かった。
その間に、僕は初めて優子とセックスしたあと、2人とも眠くなって、目覚めたらすすむとゆきがいた、という話を簡単にしておいた。
ゆきは、そうなっても全然大丈夫、のようなことを言ってつないだ僕の手をより強く握った。