病院に閉じ込められて 13
まあそうされると目のやり場に困る;…
興奮していない状態で見る優子ちゃんの全裸って、この空間にはミスマッチだよ…
そういう僕も素っ裸ではあるんだけど;…
「洋服は…無いの?」
何気に自分の股間を覆い隠しながら聞く…
「それが全く…下着どころか羽織るものさえも無いのよ…」
まあそうだろう…
あれば優子ちゃんやこの子たちが全裸ってことは無いもんな;…
仕方ない…着る物は諦めるしか無いだろう…
まあ家族?…なんだし、恥ずかしがることも無いのかな?…
僕はそっと隠していた手を退ける…
「クスッ…高橋先生の…すっかり可愛くなっちゃいましたね…」
えっ?…
僕は慌ててソコに目をやる…
ぅえっ?!…
僕は自分の目を疑ってしまう…
それはまるでさっきの逆現象…
巨根になっていたソレは…もう見る影も無かった;…
これじゃあそこの少年のモノより小さい;…
縮じみ込んだソレはすっかりと皮の中に埋没し、余った皮がその上で朝顔のツボミみたいに捩れているし;…
「ど、どういうことだよ;…」
「多分、役目は終わったってことじゃない?…それで本来の姿に戻ったことかしら?…」
本来の姿って;…
僕のはもうちょっとはあった気もするんだけど;…
僕はさらに考えてしまった。
“役目は終わった”って、もし、もう勃たない、なんていうことだったらどうしよう…
大きくしてみよう。あの時の優子ちゃんを思い浮かべて…僕は、まだ、勃つんだ!
「まあ、みんな揃ったところで、ご飯にしましょうよ」
現実的な優子ちゃんの言葉に、僕が試みた妄想は中断した。
「「いただきます」」
僕の前に優子ちゃん、斜め前に女の子、隣に男の子が座って「一家団欒」が始まった。
当然心中は落ち着かない…
いくら娘、息子と言われても僕にとって、そんな実感は全く無いからな;…
「お父さんとこうして食卓を囲めるなんて、なんだか感激だな…」
横の息子が言う…
まあ自分の若かりし時に瓜二つのコイツにそう言われると、悪い気はしないけど…