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ゼロから始める夫婦生活
官能リレー小説 - その他

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ゼロから始める夫婦生活 33

「はは…公平はどこかで見守ってんですかねぇ…」
「でも、皆が生き生きとしてきたのは間違いないですからね」

正社員より人件費を抑えられる派遣やパートを積極採用しようか、そうすると別の方に負荷がかかる気もするがさてどうするべきか。
この辺は美奈はもちろんほかにもいろいろ聞かないといけない。
当面の宿題みたいなものだ。

ここはひとつ引き抜きをしてみよう。公平は私立探偵とのパイプも持っていたので、ヘッドハンティングに向いた人材探しを依頼する手もある。
この会社では女性も積極的に重要なポストに就けてるが、他はまだまだそうとはいえないし、そんなベテランOLに限って女子トイレや行きつけの女子会会場で上司や職場の悪口を垂れ流す。
それを録音しておき、上司にリークさせてクビに追い込んだり、女性一般職同士の派閥で失脚させていじめられるようにして職場を追われる方向に持っていくこともできる。
他の方法としては、すでに大手やデスクワークに別れを告げて浪費や男遊びが元で夜の街に身を落とした女性に声をかける方法もある。
どちらも正確な情報と人材の質が問われる。もちろん妥協も必要で、俺より年上だったりバツイチでも登用する度量が必要だ。
有能で密かながらマゾ性を備えていれば、子育てで忙しい三人とは違った新しい牝奴隷となりうるだろう。
とりあえず美奈達に相談するのが先だろう。
休日明けに話をしてみる事にした。

月曜日に出勤して、まず紗英と美奈が挨拶に来る。
優香は家事をして自分の娘と紗英と美奈の娘を保育園に送っていくので朝は遅い。
とりあえず優香を待たず俺は話を切り出してみる。

「あの休日出勤してる部署に人を増やしてやりたいんだが?」
「あそこは採算性の薄い部署です」

まぁ、そう言うのは予想していた。
だから俺は美奈を引き寄せてブラウスのボタンを外し、胸を露にさせて乳首ピアスを引っ張りながら言う。

「美奈は俺の奴隷だろ?・・・だから考えてやるんだ」

かなり強引な手だ。
だが、美奈はうっとりとした顔になっている。
流石はよく調教された奴隷と言った所だ。

「はい、奴隷と言われればやらざるをえません」

そう美奈が答え、紗英がデスクのパソコンを触る。
社員リストを表示させながら俺に言ってくる。

「採算性が薄く不人気部署だけに、下手に動かすと左遷と取られかねないわ」
「ああ、その部署に行っても大丈夫な理由のある者を選んでくれ・・・社内にいないなら引き抜きでもいいしな」

「ヘッドハンティングは時間がかかるので、社内にいるシンママを当てるわ・・・子供がいて旦那がいないなら、うちの福利厚生だと止めないだろうし」

考える事は一緒みたいだ。
紗英と美奈はリストを見ながら相談して、1人の社員を選んだ。

福井初音、26歳。
二人の子持ちのシングルマザーらしい。
写真を見たが子持ちとは思えぬ感じの可愛らしい子で、若干押しに弱そうな印象だ。

「真面目で不平不満言うタイプじゃないから人事異動しても大丈夫だと思うわ」
「元の部署から抜けても大幅な戦力低下にならないぐらいの能力で、かといって新しい部署で足手まといになる事も無い感じね」

つまり都合のいい人材って事か。

「なんなら抱いて上げれば?・・・絶対裏切らないタイプと思うわ、良い奴隷候補よ」
「奴隷にしたら化けるタイプかもしれないしね」

奴隷候補にするかどうかは別として、あの部署も1人入れば落ち着くだろう。
元の部署は何とかなりそうだと言う話だし、福井初音を人事異動させる方向でいいかもしれない。

内示が出て次の日に正式な辞令が出る。あまりに早く、シンママにはきつい思われたが、抵抗を示さなかったそうだ。
そこまでは想定の範囲内だが、初の俺の決断によって動かす部下なので、社長室に呼び出す。

「君、ぬらりひょんって知ってるか?」
「ええと、妖怪の総大将とか言われている」
「聡明だな、そんな説もある。岡山の辺りでは海坊主の仲間とも言われている。しかし、忙しい時に現れてお茶を飲んだりして我が物顔で、その上そこの主と思われてるから追い出せないかいることも忘れられてるという説が有力だ」
「私が前の部署ではそんな存在だったと?」
「どうして、話の腰を折る!少し弱音を吐露して、人間らしい所も見せて打ち解けようとしたのに」

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