ゼロから始める夫婦生活 23
奴隷としての期間が長過ぎたのだろう。
優香は強く、激しく、時に虐げられるくらいの快感が最高だと思う女になってしまったのかもしれない。
ただ、俺は公平じゃないから、公平のようにはできない。
俺にしかできないものを優香にも味わってもらおう…公平との間には存在しなかった愛のあるセックスを。
両手を優香の腰からお尻へ持っていく。
胸があれだけのボリュームなのに下半身はスレンダーだ。
スレンダーと言えば美奈の方がスレンダーだが、美奈のはアスリート的なスレンダーだ。
優香のはくびれが極上のラインを描く女性的なライン。
それなのに尻は大きい。
スレンダーな美奈は引き締まった可愛らしい尻だが小さいし、紗英はボテッとした安産形デカ尻だが腰回りも肉が結構乗っている。
しかし優香はくびれとデカ尻の両方を兼ね備える、まるで外人モデルのような体型なのだ。
「公平でなくとも、この身体欲しがるよなぁ」
「公平様は俺に所有されるにふさわしいとよく言ってくれました」
「公平らしい言い方だよなぁ」
公平と言う超絶ハイスペックだけに許されるエゴイストな言葉だろう。
逆に俺なら優香にこう言われても納得しちゃう。
俺は優香をベッドに押し倒すように寝かせ、乳から徐々に下へとキスや舌を這わせたりしながらショーツを剥ぎ取る。
よく整えられた濃い茂み。
ラ◯アには美奈や紗英と同じく奴隷の証のピアスが一対ずつ。
紗英や美奈よりビラビラは控え目だが、経産婦らしく濃い色づきになっていた。
優香のそこに指を這わせる。
少し声を上げるが反応はさほどいい訳では無い。
どうやら浅い所は感じにくい体質なんだろう。
それでも少し濡れているので指を入れてみる。
熱くねっとりとした膣内は、経産婦であるのに指一本でも締め付けてくる。
かなり締りのいいタイプだったようだ。
「一応濡れてるから・・・突っ込んでくれていいわ」
「そう言うのは趣味じゃない・・・しっかりほぐさないと萎えるからね」
優香の言葉に俺はキスで答え、胸や秘部の愛撫を丹念に行う。
少し焦らされるような感じなのか優香がモゾモゾするが、まだ仕上がった感じではない。
胸は多少感じるようだが、そこまで敏感ではないし、秘部は浅い所は余り感じないようだ。
短気な男だとイライラして突っ込みたくなるぐらい、優香の身体は燃え上がってこないのだ。
逆に俺は更に丹念に執拗に愛撫していく。
こうなったら、とことん我慢比べだ。
「んんっ、ねぇっ、早くっ、入れてっ、一つになりたいのっ」
「まあ急かすな。時間はたっぷりある」
「んっ、ああっ」
ようやく甘い吐息が上がりだすと、俺はさらに愛撫を重ねる。
優香は性急に挿入を求めるが、まだその気じゃない。もっともっと慣れさせたい。
「はぁ…直哉様は違うのですねっ、公平様ならっ…」
「悪いが俺は公平じゃないからね」
更に愛撫を続けると優香から焦れたような吐息が漏れる。
ここまで愛撫された事なんて無いのだろう。
完全に燃え上がってないが、噴火前のマグマがその身に溜まっているような気がした。
「じゃあ、そろそろ・・・」
「お願い・・・」
少しホッとした表情だった。
愛撫が嫌とかじゃなく生殺しだったんだろう。
公平は多分、自分の欲望をさっさと処理すれば終わり。
優香はイケずに生殺しでも、時間が短いからマシだったと言う事だ。
俺は優香に覆いかぶさり、軽くキスする。
更にねっとりやる意地悪な感じもいいけど、そこまでやると逆効果な気もする。
そして、竿に手を添え、ゆっくりと挿入する。
「んはぁ・・・太い・・・」
挿入感に少し声を漏らす。
まだ半分ちょいだが奥には到達した。
聞く所の公平のサイズでも届くようだが、勿論本番はこれからだ。
更にグイッと押し込んでいく。
「んふふぅぅっっ・・・まだっ、入るのぉっ?!」
少し身体を震わす優香。
反応が変わった気がする。
恐らく彼女の数少ない性感帯の中心はポルチオだろう。