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ゼロから始める夫婦生活
官能リレー小説 - その他

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ゼロから始める夫婦生活 12

俺は唯に促されて湯から出る。
唯も共に出ると、俺の前に跪いて・・・
そして土下座した。

「旦那様・・・唯にご奉仕する事をお許しください」

その言葉に俺は、一瞬で湯冷めしたかのように背筋が寒くなった。
そして、理解した。

公平は唯を愛してたんだろうと思う・・・
綾瀬達と同じく。

そう、綾瀬達と同じく奴隷やモノとして愛用してたんだろう・・・
そして彼女達はそれを疑問に思わず、道具として奴隷として仕えていたんだろう。

つまり対等な愛情ではなかった・・・
まぁ、公平のような超絶ハイスペックが相手だから、そうなってしまったのも無理はないし、女とは特に対等な関係を築けなかった気はずっとしてた。

俺に唯や綾瀬達を譲って死んだ訳だが、アイツからしたら愛用の品を形見分けした気分だったんだろう・・・
アイツの事、嫌いになった事は無いが、ちょっとだけクソッタレと思ってしまった。
こんないい子を奴隷のように扱った事に、もやっとした気持ちと若干の怒りを感じたのだった。

「唯・・・」
「はい・・・」

勿論、顔を上げた唯は俺に奉仕を許されると思ってるだろう。
でも、そうしたら俺と唯の関係は主従でしかなくなる。
だから俺は唯の手を取り立たせ抱きしめる。

「旦那様呼びは禁止、ご奉仕も禁止ね」
「えっ?!・・・私っ、ご奉仕には自信ありますっ!!」

驚いた顔をしている。
彼女にとって愛ってご奉仕、夫婦って夫に仕えるものと刷り込まれてるのかもしれない。
だが、そんな事クソ食らえだ。
俺は驚く唯にキスして言う。

「そうじゃない・・・唯と愛し合いたいんだ」
「愛し・・・合う??・・・」
「そうだよ・・・俺も唯も互いに愛する、互いに気持ちよくなって、互いに幸せになる・・・それが俺の考える夫婦」

愛ってものを唯は知らなかったんだと思う。
俺も恋愛経験豊富ではないが、公平と唯の関係は俺の考える夫婦像とは全く違うし真似しようとは思わない。

俺は公平のようにはなれないし、もう少しでも公平に近づこう、なんて思いもなくなった。
唯は俺の愛する妻になる人だ、お互いに愛を持って接するのが一番なんだ。

「だからね、唯」
俺は立ち上がり、唯も同じように立たせると、こちらに背中を向けさせ抱きしめる。
「あっ、直哉さ、んっ」
片手で豊満な乳房の質感を楽しみ、もう片方の手で割れ目の泉を楽しむ。

「あっ、そんなっ、んっ…んんんっ」
そして顔だけこちらを向かせキス。
唯の身体が面白いようにビクッ、ビクッと震えだす。

感度は申し分ない。
俺は唯の耳元で囁くように言う。

「さあ、続きは上がってからしようか」
「はい・・・」

唯の期待に満ちたような視線。
それを感じながら俺達は手を繋いで風呂場を後にしたのだ。

寝室スペースのダブルベッドで唯を暫し待つ。
髪を乾かし終えた唯が裸のまま現れる。
何かまた土下座とかしかねないので、俺はベッドに素早く誘った。
すると、唯はベッドに身を横たえ、脚をM字に開脚して自分の手で割れ目を広げる。

「どうぞ、唯を使ってください・・・」

やっぱりそうなるか・・・
本当に奴隷扱いの名目上の妻だったんだなと理解できる行動だ。
俺は唯の手を取り脚を閉じさせると、意味の分かってなさそうな唯に覆い被さってキスをした。

「夫婦とは一方的な関係じゃないよ・・・俺だけ気持ちよくなるもんではないし、唯だけ奉仕するものじゃないよ」

そう俺は言いながら何度も唯にキスして胸や股間を愛撫していく。

可愛らしく喘ぐ唯だが少し声を抑え気味だった。
恐らくだが、公平とのセックスはこうやって愛撫してもらってなかったんだろう。
公平が突っ込んで快楽を得て、欲望を吐き出して終わりの所謂肉便器とも言える扱いだったんだと思う。

「唯・・・セックスは嫌い?」
「いえ・・・妻の大切な務めですから・・・」

つまりは、妻としての義務でセックスするよう教育され、夫に快楽を与える事が務めと教えられてきたんだろう・・・
それはどう見ても性奴隷や肉便器だろう。

俺は自分の欲望を抑えつつ、丹念に唯を愛撫していく。
特に上手い訳でないが、何度もキスしながら舌を頬から首筋へと這わせ鎖骨の方へとゆっくり動かす。
その舌が動くたびに唯からは切ない吐息が漏れていった。

次に胸に舌を持っていき、大きめの乳輪の周囲を丹念に舐める。
片手は胸をゆっくり揉み、もう片手は股間を弄ぐらせていく。
唯は身体をビクンビクンと震わせながら、熱い吐息を漏らしていた。

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