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ゼロから始める夫婦生活
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ゼロから始める夫婦生活 11

その経緯は何となく理解できていた。
初めは効率主義で能力第一の公平なら、綾瀬達三人から妻を選ぶのに何故唯なのか解らない部分もあった。
唯も色々優秀だが、綾瀬達三人はそれの上を行くハイスペックだから・・・
いや、飯野から聞いた感じだと、彼女達三人はメス奴隷化してたから妻にする必要はなかったのかもしれない。

「しかしよく公平が了解したな・・・アイツは情だけに流される奴じゃない」
「はい、私は最初・・・公平さんが怖かったですから・・・」

これは分かる。
公平は才能無い奴に非情だ。
男だとそこまで露骨じゃなかったが、女に関しては相当非情で、びっくりするぐらいだった。

「最初、高校生で公平さんに抱かれた時、性処理だけしか役に立たない女ならいらないと言われました・・・行為の後の凄く冷たい視線が本当に怖かったのです・・・」

何か公平らしい反応だった。
そして、それだけ非情でも許せてしまうぐらいの男だったし、唯も怖いと思いつつ公平に従ったのだろう。

「なので、公平さんとあなたの母校を受験するように言われ、優香さん、奈美さん、紗英さんが家庭教師になりました・・・」

「あいつら、マジで優秀だったからなぁ・・・」

俺も公平や綾瀬達と同じ大学。
一応トップクラスの大学だったが、向こうは成績トップクラス、片や俺は何とか落第だけは避けれたレベルだった。
まぁ、大学の肩書きは結構役に立ったが自慢できるもんじゃないのは自分がよく分かっている。

「三人からは勉強と妻をして必要なスキルを教えて貰いました・・・そして、大学に合格して公平さんは妻にして良いと言われました」

これも公平らしいと言うか、出来なければバッサリ切り捨てたんだろうなぁと思う。

「まだ、婚約と言う形でしたが・・・大学に通いながら公平さんのお世話と夜の相手を勤めてきました・・・でも・・・」

そこで言葉を止めて唯は俺を見る。
そして、微笑んではっきりと言った。

「公平さんと毎日のようにセックスしても愛されてる感じはしなかったのです・・・でも、あなたとはセックスしなくても愛されてると思いました・・・私は・・・直哉さんと愛し合ってセックスしたいです・・・」

 俺は、静かに唯を抱き寄せた。
 「もちろんだよ。俺は、何も公平にはかなわない、と思ってきたけど、今は…唯を愛していることだけは、公平にはできなくて、俺にはできていることだと、自信を持って言える…唯、愛してる」
 「ありがとうございます、私、幸せです…」
 唯も手を俺の後ろに回した。
唯の豊かな胸が当たる。
その柔らかさに股間が熱くたぎっていく。

「私・・・あなたが公平さんに勝ってる所知ってますよ」
「え・・・そんな所あったかい?」
「はい・・・公平さんより優しくて、公平さんより私を愛してくれます」

まぁ、それはそうかもしれないが、勝ってると言う表現はどうだろうか・・・
それでも唯は笑顔で言う。

「それに・・・」

そう言って頬を赤らめた唯の手が、湯の中の俺の竿を握る。
そして声に出してはっきりと言った。

「・・・公平さんと比べ物にならないぐらい立派です」

これは男として嬉しい。
大きいかどうかは比べた事が無いから分からないが、日本人の平均が11cmと言われる中で、俺のは17cmぐらいはある。
だから一応大きい部類だろう。

「まぁ、モノのデカさが男の価値じゃないからな・・・うん、嬉しいのは嬉しいけど・・・」
「直哉さんは人間としても大きいと思いますよ」

頬を赤らめた唯がそう言ってくれる。
好きだから補正がかかってるのかもだが、素直に喜んでいいと思う。

「本当に好きになった人なら、何でもできるんだと思います」
優しく微笑んで、唯が言う。

…この子は本当に公平のことを愛していたんだろうか?
そんな疑問が湧いてしまうくらいだが…

そんな俺の考えをよそに、唯はまた、俺と唇を重ねる。
「直哉さん、ちょっとお湯から出てください」
竿を握る唯の手が、シコシコ動き始める。
さらに水気を含んで卑猥な音を立てていく。

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