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(続)格好が・・・
官能リレー小説 - その他

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(続)格好が・・・ 9

校庭の掲示板には合格者の番号を並べた表が張り出されており、受験生たちが群がって、それぞれ自分の受験番号を探していた。

望美「あったわ!」
香織「私もあったよ!」
望美と香織は自分たちの合格を確認し、満面の笑みで見つめ合う。
そこへ遥と泉が近寄って来た。
「遥さんに泉さん!お久し振りです」
香織が笑顔で挨拶した。
「2人とも、その顔は合格だね!」
泉が言うと、遥が
「これで4月から…晴れて白光学園の生徒ね!」
「はい!よろしくお願いします」
望美はそう言いながら、ペコリと頭を下げた。

「望美ちゃん…香織ちゃん…」
2人を呼ぶ声がしたかと思うと、紗綾香に真美、広夢に春樹、それに雪乃の姿があった。

 彼らにも望美と香織の合格が伝わると皆口々に祝いと歓迎の言葉を伝えた。
 「前世紀の映像とかだと、ここで胴上げとかあるけど…」
 遥の言葉に、望美は、
 「いやあ、このスカートでは、胴上げはちょっと…」
 「やらないから大丈夫だよ」
 一同、ちょっと笑った。

 「あの、ぼ、僕も、受かったんだ」
 春樹は望美と香織に言った。
 「「おめでとう!」」
 「お、同じクラスになれたら、うれしい」
 「そうだね」

 「そうそう、もう新しい制服見た?」
 紗綾香が望美と香織に聞いた。
 「いえ」
 「今年から選べる新しい半袖、カワイイよ。今年は4月からいきなり半袖かもしれないから半袖先買っといた方がいいよ」
「はい!わかりました。よく見ておきますね」
香織は紗綾香に返事した。
「今年は4月から暑さに悩まされそうだからね」
遥が言った。

「この後、体育館で新体操部の公開模範演技があるから、見ていきなさいよ。…私も演技を披露するから…」
雪乃が望美と香織に言った。
「はい!…森崎さんの演技…是非見させていただきます」
雪乃に憧れる望美は満面の笑みで応えた。

「桜井さんも演技するんですか?」
香織が真美に尋ねた。
「もちろんよ!真美は新体操部の次期エース候補なんだから」
そう言ったのは紗綾香だ。
「えーっ!」
望美と香織が驚く。
「失礼しました」
香織は頭を下げて真美に詫びた。

 女子の話、のような気がして一歩引いていた春樹は、広夢も体育館に向かって歩き出すのを見て
「あ、あの、僕も見に行っていいですか?」
 と聞いた。
「もちろん」
 真美が、振り返ってにっこり笑って言った。

「望美ちゃんは中学からやってたからレオタードは持ってるんだよね」
 真美は隣を歩く望美に話しかける。
「はい!あ、今は持ってないですが」
「そりゃあ今持って来てたらびっくりするよ。で、希望するなら、明日からでも練習に来られるよ」
「えっ!?いいんですか?まだ入学もしてないのに」
「望美ちゃんみたく…経験豊富な子はすぐにでも大歓迎だよ!…今日の公開模範演技は新体操部の宣伝のためにやるんだからね」
「そうですか!」
すぐにでも一緒にやれると聞いて、望美は嬉しくなった。

「でも、ここの部のレオタードがまだ…」
「それは正式に入部してから。とりあえず、今は中学のレオタードで…」
「はい!」
望美は元気のいい声で真美に返事をした。
「私、ここの新体操部の白いレオタードを着るの…制服よりも楽しみなんです」

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